皆さんこんばんは、13期生田中です。
金曜日は日帰りではありましたが、初の合宿に参加させて頂き、本当に
有意義な時間を共有させて頂きました。実務補習後に駆け付けた甲斐がありました。
鴨志田先生、幹事の山崎さんをはじめ、参加された皆さま、どうもありがとうございました。
さて、前述のとおり、現在私は3回目の実務補習に参加しています。
同時に育成塾のほうでも実務診断に携わらせて頂いており、今更ながら
ある点に気が付きました。(先日、田村先生が講義でも仰っていましたが)
それは意外と、経営者は自社の課題や問題点を正確に把握出来ていないのでは、
ということです。
勿論、表面化・顕在化している問題点、例えば売上が落ちている、利益率が低下している、
などの事象は把握されている方が殆どですが、それらの事象を招いている本質的、根本的な
要因を掴んでいらっしゃる経営者は案外少ないのでは、と最近はよく考える機会が増えました。
だからこそ我々診断士が活躍する場があるのでは、と思うわけです。
偉そうな言い方をすれば、経営者の方々に気づきを与えるのも診断士の役目でしょうし、
所謂、課題抽出を的確に行い、現実的且つ最善の施策を提案するスキルが診断士には必須
であると、改めて痛感しました。
とはいえ普段の業務でも、私はよく後輩に言ってるんですよね。
『お客さんの本当の課題をヒアリングし、根本解決できるような提案をしような』と。
ちょっと頭の中で点と点が繋がったような気がしました。
そして、ふと以前に読んだ本を思い出しました。
極端な例え話しで、ある家電量販店での接客シーンです。
ノートPCを買いに来た会社員に店員は聞きます。
『何故ノートPCをお求めなのですか?』
『出張が多いので移動中にDVDを観たいんですよ』
『それなら、ポータブルDVDプレイヤーの方が軽くて、コストも安いのでこちらをオススメしますよ』
儲けや自社商品の販売よりも顧客ベネフィットを優先するために、
今更ながらヒアリングの重要性について考えさせられました。