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10年ほど前(新潟在住時)の災害の記憶

2015-09-18 00:07:04 | 15期生のブログリレー

皆さんこんばんは。業務MAです。今回の豪雨には強い衝撃を受けました。

茨城、栃木、宮城始め被災された地域の方々のことを思うと心が痛みます。

募金・ボランティアなど自分が出来る範囲で微力ながら少しでもお力に

なれればと思っています。

 

さて、今回の豪雨を見て、10年ほど前に新潟で仕事をしていた時に経験した

災害の記憶が走馬燈のように蘇りました。

 

2004年夏、新潟や福島(会津)を記録的な豪雨が襲い、新潟県三条地域

の刈谷田川や五十嵐川が氾濫。三条市や長岡市など流域の市町村が大きな

被害を受けたのです。

 

私は休日にボランティアとして三条市に入り、浸水した家屋の泥かきや

粗大ごみの搬出作業を行いました。高速の三条燕インター付近は殆ど

被害を受けておらず、平常のままでしたが、市街地に入ると様相が一変。

川に架かる橋が何か所も落ちており、道路には泥の跡がくっきり。道端には

使えたくなった畳や家財道具が積まれていました。想像を絶する光景がそこ

にはありました。

 

ボランティアセンターで受付を終え、作業を担当する家屋に入ると、胸の高

さまで泥水に浸かった跡がくっきりと残っていました。夕方まで汗だくになって

作業を行い、ようやく家の中や庭先が何となく片付いた感じになったところで

時間切れ。完全に綺麗になったとはいえない感じでしたが、住人の方は大変喜び、

何度もお礼を言われました。しかし、その方の今後の生活のことを考えると、

複雑な気分になり、後ろ髪を引かれる思いで帰路についたものでした。

 

その年は、秋に追い打ちをかけるがごとく中越地震が発生。新潟県は受難の

年となりました。職場は直接の被害こそ辛くも免れましたが、仕事の面では鉄道輸送

が長期間にわたって出来なくなる等、特に物流で大きな影響が出ました。

 

しかしこの年、洪水&地震のダブル災害が間近で起きたため、自然の力の

脅威や災害に対する備えの重要性、あるいは災害時の相互協力の大切さという

ものを実地に感じることができたのも事実です。

 

日本に住んでいる以上洪水や地震の可能性は常にあり、日頃の備えは

確かに大切。しかし、出来れば起こって欲しくない。これ以上このような悲惨

な災害が起きないことを祈るばかりです。

 

コメント (4)
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