こんにちは、富岡です。
先日ある地方に研修の仕事で出かけました。2日連続の研修です。
研修会場へは、ホテルの近くの駅前から小型のローカルバスに乗って
いきました。
2日とも朝8時発のバスに乗ったのですが、運転手の方は日によって
違っていました。
1日目の運転手さんは、特別悪いというわけではないけど、ちょっと
だらしない所がありました。出発直前まで外で同僚と雑談し、缶コーヒー
片手に乗り込んできました。8時になっても出発せず、なんだかんだで
8時5分に出発しました。まあ8時ジャストで出たら乗り遅れる人も
いるので少し遅れて出るのはいいのかな、と思いました。
次のバス停は前の小さなパネルに表示され、それを見て降りたい人は
最寄りのブザーを鳴らします。それを聴いて停車していくという按配です。
運転手さんは黙々と運転します。運転自体はふつうでした。
でも1ヶ所一時停止の箇所があって、ちょっとブレーキが甘いなとは
感じました。
翌日の運転手さんは、全然違っていました。だからこのブログを書く気にも
なったのですが。
出発前にバスの外で雑談はしていたのですが、8時前余裕をもってバスに
乗り込んできました。エンジンをかけ暖気しました。出発はやや遅らせましたが
8時3分でした。
前のパネルに次のバス停が表示されますが、運転手さんは口頭でもそれを
伝えます。ブザーが鳴ると、次停車する旨、やはり口頭で伝えていました。
さらにお客さんが降りる際「お忘れ物がないように。お気をつけてお降り
ください」と必ず声をかけていたのです。
運転はしっかりしていて、一時停止もしっかり完全に止まっていました。
「ああ、この人はプロだな」と思いました。
ローカルバスの運転という一見単純な仕事に見えても、これだけの違いが
あるのです。すごいことです。
自分の仕事に置き換え、2日目の運転手さんのようなプロの仕事をいつも
しなければと思いました。
富岡 淳