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自己表現

2015-09-27 10:00:00 | 15期生のブログリレー

15期生の美宅です。

先日、アサーション・トレーニングというものを受けてきました。

アサーションとは、

  • 自分の気持ち、考え、意見、相手への希望などを、「伝えたい場合」、「なるべく分かりやすく、素直に正直に」「その場にあった」適切な方法で伝えようとする自己表現。
  • 自分も相手も大切にする、相互尊重の精神でコミュニケーションを行う

ことです。

今回の受講者は、24名。うち、女性20名、男性4名でした。

職業も看護士、ソーシャルワーカー、大学講師、会社員(正社員、派遣)など多彩でした。また、神戸、北海道など泊りがけで来られている方も多かったです。

参加動機で多かったのは、職場での人間関係を改善したいというものですが、中でも「高圧的な上司」に悩まされている方が多い印象を受けました(そういう上司にこそ受けさせたい研修です…)。

ちなみに私の参加動機は、非主張的な傾向を改善したい、というものです。

研修は6~7割の時間がロールプレイなどのコミュニケーション訓練に充てられておりとても有意義でした。ロールプレイには、「断り続ける」「頼み続ける」などもあってなかなかハードでした。

多くの学び、気づきがありましたが、その中で仕事上のコミュニケーションに役立つ方法を1つ紹介したいと思います。問題解決の場面で役にたつ「DESC(デスク)法」というものです(「アサーションの神髄」との事)。

DESC法

  • D(describe=描写する)

 相手とコミュニケーションの共通基盤を作るため、状況を客観的、具体的に描写する。

  • E(express,explain,empathize=表現する、説明する、共感する)

 状況に対する自分の感情、気持ちを、冷静に建設的に明確に表現する
 相手の気持ちに共感する。

  • S(specify=具体的に提案する)

 具体的で現実的な提案を、明確に簡潔に行う。

  • C(choose=選択する)

 相手がYesの場合、どうするか。また、Noの場合どうするか、の両方を考える。

D→E→S→C(Yes/No)の順番で頭を整理してセリフを考える、というものです。

ポイントは以下の通りです。

  1. DEを明確に分離する
  2. Sは明確に簡潔に言い切って誤解を避ける
  3. Cで相手が提案を受け入れる可能性は半々だと覚悟しておくこと

 

尚、仕事の場面ではありませんが、使用例をご参考までに。

(状況設定)

  • 街で中学時代の友人にばったり出会った
  • 3ヶ月先に同窓会があるとのこと
  • ただ、自分は中学時代あまり友人がいなかったので行きたくない(断りたい)。

(DESCの例)

  • D:「そうなんだ、3ヶ月先に同窓会があるんだね」
  • E:「誘ってくれたのはとても嬉しいんだけど、実はあまり気が進まないんだ」
  • S:「欠席させてもらえないかな?」
  • C(相手がYesの時):「せっかく誘ってくれたのに悪かった。皆によろしく伝えて」
     (相手がNo の時):「ごめん。でも、やっぱり今回は遠慮させてもらうよ」


今回受講した研修は、すぐには消化しきれないほど濃い内容でした。また、仕事だけでなく、人生を生きていく上で「軸とするに値する考え方」だと私は思いました。できるところから継続的に実践していきたいと思います。

 

 

コメント (3)
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