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被災地のコンビニにて

2015-12-02 22:48:48 | 15期生のブログリレー

みなさま

 

15期生の矢口です。

 

前述の通り私は福島県いわき市のNPOで復興関係のプロジェクトに携わっていますが、

恥ずかしながら、本業での収入では冠婚葬祭が重なったりと経済的にかなり厳しいものがあるため

10月からコンビニでアルバイトを月2回程度やっています。

(もちろん職場には承諾を得ています)

 

アルバイトしているコンビニは職場や住まいの近くではなく、

どちらからも約45km離れたJヴィレッジや福島第2原発がある楢葉(ならは)町というところにあります。

福島第1原発からは南約14kmの位置で、一番近い24時間営業の店です。

(楢葉町は今年9月5日に避難指示が解除されています。)

今住んでいる家のオーナーも働いていて、人が足りなくヘルプ要請を受けたからでもあります。

 

さすが大手チェーンのコンビニだけあって、建物、内装、商品、価格ともに他地域のものと変わりありません。

ただ、客層が違います。

8割強が原発や除染の作業員でほぼ100%男性、残りは一時帰宅の方や通過する立ち寄り客です。

福島第1原発まではだいたい職場単位でバス、ワゴンで行き来するため、バスで一気に来店することもあります。

周辺では数少ない店だからか客単価も高いです。

そのおかげで全国11,000超の店舗の中でも上位130何位くらいの売り上げがあるそうです。

ただ、売れ残りも多く、問題になっています(とは言っても月2回不定期にしか行けてないので口出しできる立場ではなく。。)。

 

普通のコンビニの仕事としては、

レジ業務は、客としては普段は何気ないかもしれませんが、

ホットスナックや弁当類の温め、ポイントカードの有無確認や電子マネーやポイント等支払方法の複雑化、多種類なたばこ、代行収納の扱い等々、
やる方は大変です。

ただ、セルフレジが普及すると機械に取って替わられるでしょう。

 

トイレ掃除はいろんなところで言われていますが、やはり心が洗われますね。。

家のでさえしてないのですが、仕事としてでもやっていると役に立っている感が醸成されるのか気持ちが良くなります。

また、挨拶だけは積極的にするようにしていたり、品出しの時に置き方を工夫したものが売れると嬉しかったりと

小さなやりがい見つけつつ、コンビニの便利さと社会性をふと考えながら乗り切っています。


私がいわきにいるのもあと一カ月を切り、

公私ともに名残惜しさはありますが、ここでしか経験できないことを経験しておきながら、

次年を見据えていきます。

 

コメント (3)
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