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地域イベントの目的を考える

2017-08-27 21:27:23 | 17期生のブログリレー
皆さん、こんばんは。17期の依田です。
今回で3回目の投稿となります。
 
8月26日(土)、27日(日)と茨城県守谷市の商工会青年部により、
第4回 「守谷 灼熱の雪合戦」というイベントが行われました。
地元紙、NHKの昼のニュースに取り上げられるなど、認知度も上がってきているようです。
守谷市商工会青年部に昨年末に入部した自分も、このイベントの実行に携わりました。
[8/26(土)]
・雪合戦(チビッ子、ジュニアの部)
・スノーパーク
・スポーツビアガーデン
[8/27(日)]
・雪合戦(一般の部)
・スノーパーク
 
今年で4回目となるこのイベントですが、「なぜ茨城県で?しかも守谷で?」、「なぜ、真夏に雪合戦?」
などなど疑問も多数あるかと思います。
その理由はズバリ地域事業者との協業&地域振興!
守谷市には、「前川インターテック」(旧前川製作所)という工場があり、
工場のご厚意のもと、氷の提供、雪の提供、雪合戦用の玉の製造など、
様々な協力を頂いており、地域企業の協力無くしては成り立たないイベントとなっています。
真夏に開催しているのは、単にインパクトが強いからという理由だそうですが。
 
雪合戦大会は小学校1~3年生(チビっ子)、4~6年生(ジュニア)、中学生以上(一般)
と3つのカテゴリーに分けて、それぞれ大会を行います。
スポーツ雪合戦のルールに則り、なんと優勝チームには全国大会への出場権が与えられるという副賞付き。
そのせいもあってか今年の「一般の部」の参加申し込みは、
出場上限12チームに対し、倍の24チーム集まり、出場チームの選定は抽選となるほどでした。
半面、「チビッ子の部」、「ジュニアの部」の申し込みは、
上限6チームに対し、それぞれ3チーム、4チームと少し寂しい結果でした。
過去3回はすべて雨に見舞われるという不運が続いており、
今年も怪しい状況でしたが、なんとかイベントは無事終了しました。
※雨中の屋外でのビアガーデンは、悲惨な状況が目に浮かぶと思います。。。
雪合戦大会は、通行人の注目を集めながら白熱した試合が繰り広げられ、
会場内に用意した雪を敷き詰めた4畳分程度のスペース(スノーパーク)では、
真夏に雪が触れることが珍しいのか、そもそも雪自体が珍しいのか、常に子供で溢れていました。
スポーツビアガーデンも、駅からの帰り客がふらっと立ち寄るなど、
用意した座席もほぼ埋り、生ビール、ワインが終了前に売り切れるなど盛況でした。
 
そもそも、このイベントは「守谷市の認知度を高める」という目的のために始まったそうです。
新聞やTVなどのメディアでも取り上げられるようになり、
守谷市以外からの雪合戦大会への参加応募も増えてきました。
イベントの実施で当初の目的は達成されつつあるかもしれません。
しかし、守谷市の人口は10年前と比較し約15%増と右肩上がりの状況ですが、
商店街の衰退、地域コミュニティの希薄化などさまざまな問題もあります。
・2007年8月:57,113人
・2017年8月:66,066人
※「守谷市HP(統計)」より
商工会の存在意義を考えるのであれば、商店街を含め市内の事業者の発展は欠かせないと思いますので、
単発イベントの成功で満足することなく、次の目的を考える時期に差し掛かっていると感じました。
コメント (2)
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