こんばんは、17期生の井上です。
私ごとですが、6月半ばに第二子が産まれ、あっという間に2ヶ月が経ちました。
今回は、以前に調べた
日本の育児環境と、夫の家事・育児参画が大切なこと
についてを記載したいと思います。
まず「日本の出生数」ですが、これまで右肩下がりに減少を続けており、
厚生労働省の「人口動態統計」の年間推計では、
平成28年は初めて100万人を割り、過去最少の98万人でした。
日本の人口減少を改めて感じる数値です。
また日本の6歳未満児をもつ家庭における1日あたりの家事・育児時間ですが、
総務省の「社会生活基本調査」情報によると、
妻が10時間43分(うち育児時間は3時間2分)に対し、
夫が1時間46分(うち育児時間は39分)でした。
お恥ずかしながら私はもっと少ないです。。。
日本の夫の1日あたりの育児時間について、国際比較をすると、
アメリカの1時間5分、ノルウェーの1時間13分などと比べ、
日本は約半分の時間となります。
日本は長時間労働社会(※)のため、働く夫が家事・育児に避ける時間が少ない
という見かたもあるようですが、
内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」を見ると、
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」、という考え方に対する意識について、
賛成・反対の割合が平成16年と平成26年の10年の間にほぼ変わっておらず、
原因の一端として、性別による役割分業意識の根深さも挙げられるかと思います。
そのような環境の中、国立成育医療センターを中心としたチームの研究結果によると
出産後3ヵ月までの間に2週間以上抑うつ状態が続く「産後うつ」になる母親が
おおよそ10~20%程度いると言われております。
産後うつの主な症状としては、イライラする、疲れやすい、不安定な気持ちになる
夫や赤ちゃんに愛情を感じられないなどが挙げられます。
原因の一つとして、卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンが
産後に急激に減少するためと言われております。
一方、日本の母子健康における公的サービスについて、
妊娠から出産のまでの妊婦へのサポートや、出産後の赤ちゃんへのサポートは
手厚く整備されておりますが、
産後の母親へのサポートは死角となっている状況です。
<公的サービス例>
・妊娠時:母親学級、妊婦検査、母子健康手帳
・出産: 出産育児一時金
・赤ちゃん:新生児訪問検診、予防接種
・産後の母親:?
よって、現代の日本の育児環境の中で健康に赤ちゃんを育てるために
産後の母親の精神的・身体的ケアは、見過ごしてはならない大切な視点です。
長々と記載を致しましたが、
先週金曜日から平日を含め夏季休暇を6日間とり、
妻・子供二人と水入らずの生活の中、
自分なりに楽しみながら家事・育児への時間を割いております。
妻の産後のサポートになったかは定かでないですが、
今後も継続できるようにしていきたいです。
※経済協力開発機構(OECD)加盟国など世界35の国と地域を対象とした
平均年間労働時間に関する調査では、
「日本の年間平均労働時間」は、1,745時間で15位であり、
1位のメキシコ(2,226時間)、2位の韓国(2,163時間)とは随分差があります。
ただし、上記時間は賃金が発生する労働時間を前提としており、
日本特有のサービス残業時間が含まれておりませんため、実質の労働時間を考慮すると、
日本は最低でも5位以上にはなるとも言われているようです。
私ごとですが、6月半ばに第二子が産まれ、あっという間に2ヶ月が経ちました。
今回は、以前に調べた
日本の育児環境と、夫の家事・育児参画が大切なこと
についてを記載したいと思います。
まず「日本の出生数」ですが、これまで右肩下がりに減少を続けており、
厚生労働省の「人口動態統計」の年間推計では、
平成28年は初めて100万人を割り、過去最少の98万人でした。
日本の人口減少を改めて感じる数値です。
また日本の6歳未満児をもつ家庭における1日あたりの家事・育児時間ですが、
総務省の「社会生活基本調査」情報によると、
妻が10時間43分(うち育児時間は3時間2分)に対し、
夫が1時間46分(うち育児時間は39分)でした。
お恥ずかしながら私はもっと少ないです。。。
日本の夫の1日あたりの育児時間について、国際比較をすると、
アメリカの1時間5分、ノルウェーの1時間13分などと比べ、
日本は約半分の時間となります。
日本は長時間労働社会(※)のため、働く夫が家事・育児に避ける時間が少ない
という見かたもあるようですが、
内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」を見ると、
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」、という考え方に対する意識について、
賛成・反対の割合が平成16年と平成26年の10年の間にほぼ変わっておらず、
原因の一端として、性別による役割分業意識の根深さも挙げられるかと思います。
そのような環境の中、国立成育医療センターを中心としたチームの研究結果によると
出産後3ヵ月までの間に2週間以上抑うつ状態が続く「産後うつ」になる母親が
おおよそ10~20%程度いると言われております。
産後うつの主な症状としては、イライラする、疲れやすい、不安定な気持ちになる
夫や赤ちゃんに愛情を感じられないなどが挙げられます。
原因の一つとして、卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンが
産後に急激に減少するためと言われております。
一方、日本の母子健康における公的サービスについて、
妊娠から出産のまでの妊婦へのサポートや、出産後の赤ちゃんへのサポートは
手厚く整備されておりますが、
産後の母親へのサポートは死角となっている状況です。
<公的サービス例>
・妊娠時:母親学級、妊婦検査、母子健康手帳
・出産: 出産育児一時金
・赤ちゃん:新生児訪問検診、予防接種
・産後の母親:?
よって、現代の日本の育児環境の中で健康に赤ちゃんを育てるために
産後の母親の精神的・身体的ケアは、見過ごしてはならない大切な視点です。
長々と記載を致しましたが、
先週金曜日から平日を含め夏季休暇を6日間とり、
妻・子供二人と水入らずの生活の中、
自分なりに楽しみながら家事・育児への時間を割いております。
妻の産後のサポートになったかは定かでないですが、
今後も継続できるようにしていきたいです。
※経済協力開発機構(OECD)加盟国など世界35の国と地域を対象とした
平均年間労働時間に関する調査では、
「日本の年間平均労働時間」は、1,745時間で15位であり、
1位のメキシコ(2,226時間)、2位の韓国(2,163時間)とは随分差があります。
ただし、上記時間は賃金が発生する労働時間を前提としており、
日本特有のサービス残業時間が含まれておりませんため、実質の労働時間を考慮すると、
日本は最低でも5位以上にはなるとも言われているようです。