皆さん、お疲れ様です。塚本洋美です。
さて、私が独立開業してから早いものでまもなく11ヶ月になります。
独立するにあたり、このことを両親に告げたのは、昨年のゴールデンウィークの時でした。この時、父が言った言葉は「年齢的にはラストチャンスだな」です。当時、52歳という年齢だったので、自分でもそう思いましたし、あと10歳若ければ良かったと考えたことも何度もありました。
しかし、中小企業診断士を対象としたある会合で、私より一回り年齢の高いある先輩診断士の方から言われた次の言葉でこの考えが一変しました。それは意外な言葉でした。
「今よりもあと5歳老けなさい」
この会合では、自己紹介として1分間のスピーチがありました。ちょうど、独立仕立ての頃であり、「自分は独立したばかりで、今後は事業再生や事業承継に注力したい」というようなメッセージを発しておりました。
それを受けての先輩からのアドバイスでした。そうなんです。私が目指していた事業再生や事業承継というフィールドにおいては、若いことよりある程度経験を積んだ人の方が、説得力が増し、経営者から信頼されやすいということ意味合いでした。
この言葉で、私の年齢に対するコンプレックスは解消されました。光の当て方によっては“弱みは強み”であるという認識を強く持つことができました。
前述した事例に限らず、「稼プロ!」に入って本当に良かったことは、“弱みは強み”であるという気づきを得たことです。
今では、「年齢というものさし」の概念は不要となり、健康に留意して、息の長い診断士生活を送りたいと願っております。