稼プロ!17期 松原伝二です。今回が16回目の投稿になります。
稼プロ!17期のブログも今回が最後になりました。
よろしくお願いします。
「無事これ名馬」という言葉があります。これは、競走馬を指して「能力が多少劣っていても怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」という考えを表した言葉で、小説家の菊池寛による造語のようです。考え方の表現を変えると「怪我無く長い間第一線で活躍できる事こそが、競走馬として最も重要な条件である」と言えるでしょう。この言葉を巡っては、“ただ長く続ければ良いものではない”とか“駄馬は名馬にはなれない”など賛否両論があるようです。しかし、私は、どのような形にせよ長く続けることはとても大切だと思っています。
この言葉は、スポーツの世界に当てはめて使われることもよくあります。例えば、プロ野球においては、打者では2,000本安打、投手は200勝もしくは250セーブが名球会入会条件で一流選手の証とされています。これらの記録は、長年一軍で試合に出場し続けて、ヒットや勝ち星を積み上げなければできない記録です。また、大相撲においても、土俵に立ち、出場し続けなければ番付の維持は難しく、また、負ければ番付が下がり廃業に追い込まれます。才能があり期待されでも、怪我に泣き引退していった選手も多くいます。プロ野球の連続試合出場記録を持つ衣笠幸雄や大相撲の幕の内出場回数トップ旭天鵬・魁皇などがすばらしい選手である理由は、ここにあると思います。
私たちが中小企業診断士資格を取得し、これから長く第一線で活躍していくためには、診断士としての基礎を身に付けていく必要があります。この1年間、「稼げる!プロコン育成塾」で、診断士としての基礎である「診る」こと、「書く」こと、「話す」こと、そして「聴く」ことを学びました。稼プロ!で学んだことをこれからは職場や現場で活かしていきたいと思います。何事も長く続けることで新たな「気づき」が生まれステップアップできることもあります。また、何事も続けるためには「気力」、「体力」、「知力」を使うため相当の努力が必要です。特に「体力」については、最も基礎となることであるのに一番疎かにしがちです。第一戦で活躍し続けるためには、診断士としてのスキルを磨くだけでなく、健康維持も大切な要素の一つだと思います。「無事これ名馬」を目指して、少しでも名馬に近づけるよう努力していきたい。そして、強い「気力」体力」「知力」を身に付けていきたいと思います。
最後に、稼プロ!塾長、事務局、17期のみなさん、1年間お世話になりありがとうございました。これからもこの縁を大切にしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。