稼プロ!18期生の佐々木(晋)です。こんにちは。明日はハロウィンですね。先週末は仮装した多くの子供達が近所の商店街を歩いていました。商店街ハロウィンイベントの一環で、子供達がお店に入って”Trick or Treat”を言うと、お店の人が予め用意したお菓子をあげる仕組みです。日曜午後からは商店街の歩行者天国で仮装パレードが行われ、総勢1,000人以上参加したそうです。多くの子供達が元気に歩き回る光景は、それだけで街に活気を呼び込みます。
商店街の衰退化が各地で社会問題になっていますが、私の近所の商店街は色々な工夫をして盛り上げています。例えば毎年秋には、地元自治体と商店会連合会等が協力した“太陽系スタンプラリー”というイベントがあります。これは市全体を太陽系の天体の位置に合わせて11エリアに分け、各エリア内の店や公共施設などにスタンプを置き、スタンプラリーを行うという内容です。市の天文台が非常に有名なので、宇宙にちなんだ構成になっています。スタンプは市全体にくまなく配置されているので、全部押すとかなりの運動になります。スタンプ数に応じた景品は高価なものではないので、参加者は景品目当てでなく、市内を歩き回ることを目的にしていると思います。子供達はもちろん、大人だけで回っている人も多く、沢山の人が参加しています。私も毎年子供達と回っており、スタンプラリー中に新発見した店で買い物をすることもあります。一昨年は結構値が張る家具を買いましたが、今でもとても満足しています。このようにスタンプラリーがきっかけで、買い物する人も多いと思います。
他には月に一度、週末に商店街のマルシェがあります。商店街が歩行者天国になって特売品の出店が出たり、路上パフォーマンスが行われたりします。夏は結構大規模な阿波踊りがあって、近隣だけでなく周辺の街からも大勢の観客が集まります。知り合いの阿波踊りチームが出るので、毎年必ず応援に行っています。来月は市全体がコースになった駅伝大会があり、参加チームはたくさんの応募から抽選で選ばれます。私は昨年PTAチームで参加し、商店街を縦走する“花の3区”を走りました。たくさんの知り合いから声援を受けてとても楽しかったです。今年は残念ながら抽選で落ちてしまいました。
このように地元のイベントに頻繁に参加していると、商店街が家族にとってサードプレイスになっているように感じます。週末にちょっと時間ができると、家族でぶらっと歩いたり、食事をしたりします。行きつけの店が何軒かあり、訪れるとお店の人と話が盛り上がるので、定期的に通いたくなります。
大規模商業施設での外食や買い物は便利ですが、居心地の良さから、最近は週末を商店街で過ごすことが多いです。昔、各地の商店街の活気があったときは、地域の人達が憩いの場を求めて日常的に集まって来たのでしょうね。ネット通販や便利な大規模施設の拡大は、地域の商店街にとって逆風ですが、継続的なイベント経験等を通じ商店街全体を近隣住民のサードプレイス化すれば、人が集まる活性化につながると感じています。