稼プロの関係者の皆様。18期の市原です。
前回、発想についてお話ししましたが、みなさまの妄想活動は捗っていますか?
今回は「商品・サービスの開発・改良」と、少し具体的な作業の話をしたいと思います。
「商品・サービスの開発・改良」の基本は、価値の定義から始まります。そして、現在の状況や商品等に、制約や課題があるのか、を問います。そしてこの解決策を導く。言葉にすると簡単です。
少し考えてみましょう。初めは価値から。
度々取り上げるのですが、電話はどのような価値を提供してきたのでしょうか?私は、電話の中心的価値は、おしゃべりというエンタメを提供すること、と考えています。おしゃべりがエンタメであることは、井戸端会議という言葉の存在自体が、証明しているのではないでしょうか。
そして制約や課題と解決策。
古くは、おしゃべりには制約がありました。人が集まらなければならないこと。そのため、通信という手段によって、それを身近にしたものが電話です。携帯電話は、家族共用という制約を改善ました。これにより、多くの親密な関係が創造されたはずです。
一方、電話は一対一でしか情報を伝えられません。それを可能にしたものがメールです。メールによって、新たなコミュニケーションが広がったのです。そのメールも、絵文字等を開発したものの、豊かな感情表現はできませんでした。それをスタンプという手段によって可能にしたのがライン等のメッセンジャーです。これにより、より多くの喜怒哀楽が相手に瞬時に伝えられるようになりました。
このように通信市場は、おしゃべりという中心価値の提供し、制約や課題を解消するサービスで刺激して続けている市場です。
商品・サービスの開発・改良は、制約や課題等の改善です。それらが明らかな場合、比較的容易と感じるかもしれません。しかし、この話で最も伝えたかったのは、価値を体験や気持ちで定義することです。これを、機能で定義してしまうと、特に改良では、スペック中心の近視眼的なものに留まり、新たなカテゴリーの商品に代替されるリスクが高くなると考えます。
以前「目的と手段」でもお話ししましたが、顧客の目的は、機能ではなく体験や効果の獲得です。そうであるならば、中心となる価値には、何らか体験や効果などが来るのではないでしょうか?もちろん市場に出してみたら、当初想定しなかった価値が見つかることも、よくあります。その時は、それを価値と再定義し、これをパワーアップさせる改良を目指せばいいのです。
アイディア開発のセッションなどをしていると、迷路に入り込んでいる方をよく見かけますが、この価値設定と検証を、自戒に開発作業などを行っています。
前回、発想についてお話ししましたが、みなさまの妄想活動は捗っていますか?
今回は「商品・サービスの開発・改良」と、少し具体的な作業の話をしたいと思います。
「商品・サービスの開発・改良」の基本は、価値の定義から始まります。そして、現在の状況や商品等に、制約や課題があるのか、を問います。そしてこの解決策を導く。言葉にすると簡単です。
少し考えてみましょう。初めは価値から。
度々取り上げるのですが、電話はどのような価値を提供してきたのでしょうか?私は、電話の中心的価値は、おしゃべりというエンタメを提供すること、と考えています。おしゃべりがエンタメであることは、井戸端会議という言葉の存在自体が、証明しているのではないでしょうか。
そして制約や課題と解決策。
古くは、おしゃべりには制約がありました。人が集まらなければならないこと。そのため、通信という手段によって、それを身近にしたものが電話です。携帯電話は、家族共用という制約を改善ました。これにより、多くの親密な関係が創造されたはずです。
一方、電話は一対一でしか情報を伝えられません。それを可能にしたものがメールです。メールによって、新たなコミュニケーションが広がったのです。そのメールも、絵文字等を開発したものの、豊かな感情表現はできませんでした。それをスタンプという手段によって可能にしたのがライン等のメッセンジャーです。これにより、より多くの喜怒哀楽が相手に瞬時に伝えられるようになりました。
このように通信市場は、おしゃべりという中心価値の提供し、制約や課題を解消するサービスで刺激して続けている市場です。
商品・サービスの開発・改良は、制約や課題等の改善です。それらが明らかな場合、比較的容易と感じるかもしれません。しかし、この話で最も伝えたかったのは、価値を体験や気持ちで定義することです。これを、機能で定義してしまうと、特に改良では、スペック中心の近視眼的なものに留まり、新たなカテゴリーの商品に代替されるリスクが高くなると考えます。
以前「目的と手段」でもお話ししましたが、顧客の目的は、機能ではなく体験や効果の獲得です。そうであるならば、中心となる価値には、何らか体験や効果などが来るのではないでしょうか?もちろん市場に出してみたら、当初想定しなかった価値が見つかることも、よくあります。その時は、それを価値と再定義し、これをパワーアップさせる改良を目指せばいいのです。
アイディア開発のセッションなどをしていると、迷路に入り込んでいる方をよく見かけますが、この価値設定と検証を、自戒に開発作業などを行っています。