こんにちわ、稼プロ!20期の山崎です。
私事ですが、今月、誕生日を迎え、36歳になりました。
30にして立つ、40にして惑わずと言いますが、立ちもせず日々惑うてばかりです。偉人に肩を並べようとは
思いませんが、少しでもその境地に近づけるよう、精進して参ります。
さて、今日は、今更ながら、中小企業診断士という資格の持つメリットについて思うところを書きます。
35歳の1年間は、試験に合格し、診断士として登録し、初めて本業以外でお仕事をいただいた年でした。濃
厚な日々を過ごし、段々と周りにも資格の存在が知られるに連れて、こんな質問をたびたび受けるようにな
りました。
「診断士って、どう?」です。
私は一言「ほんとオススメします」とだけ答えています。心底、そう思うからです。
この資格、一般的な知名度はそこまで高くありません。独占業務もない。5年に1回は更新必須。難しい割に
メリットが薄くコストが高いと感じる方もいるようです。
私はここ9ヶ月くらいの経験から、以下の点で、非常に優れた資格だなあと思っています。
1 パスポートになる
独占領域がない分、官民公個どこにでも関わることができ、扱える分野も広いです。
「書く」仕事では、日常生活の延長では決してお会いできない取材先の方々、「診る」仕事では、無数にある
中小企業の経営者や他の士業の方々、「話す」仕事では、社会的ステータスの高い方やベテラン個人事業主の
方々と、それぞれ関われます。本業では交わることのない方々ばかりです。
果ては神社のコンサルティング、ネイルサロンの経営、海外でパン屋の開業支援など、裾野の広がり方は圧巻
の一言です。診断士という資格がパスポートとなり、未踏の分野、ネットワークにどんどん進出できるのです。
2 触媒になる
中小企業診断士という資格は、もともと持っている特異点を際立たせる効果があると感じます。SE×診断士、
記者×診断士、カメラマン×診断士など、掛け算でキャリアを形成することで、もともと持っている差別化要素
が更に輝きます。ビジネスだけではなく、子育て経験や趣味ですら掛け算の対象になりえます。診断士の資格は、
ミスマッチを起こすジャンルがほぼ存在しない、優秀な触媒です。
3 協力し合う空気がある
他の士業とダブルライセンスをお持ちの方からの伝聞した話ですが、独占領域がなく、仕事の「パイ」に上限
がないためか、中小企業診断士は互いに協力し合う空気があるようです。独占業務が決まっていると、仕事の
数に限りがあるので、互いに協力しようという空気は生まれにくいそうです。
実際、私が関わった数少ない案件でも、「その分野に強い診断士」にアドバイスを求めることは多くありました。
専門性に加えて、このような魅力的な副次効果を得られるのだから、オススメしない理由がありません。稼プロ!
で非常に大きな刺激を受けているのも、この資格あってこそです。
新たな1年は、更に特濃な日々を過ごすべく、全力で動き回ろうと思っている次第です。