13期生の西村です。
今月開催される講義がいよいよ21期生最後の講義だとうかがいました。
山崎塾長(13期の同期)が稼プロを引き継いで最初の記念すべき21期であり、コロナ禍でオンライン講義を行わざるを得ない状況だったりと非常に大変な一年だったかと思います。
私は稼プロ受講中には独立も視野に入れて考えていましたが、その後色々と考え今でも企業内診断士として、企業に勤めています。
こんな状況ですが、稼プロで教えていただいたスキルは私の業務に活かされていると感じる点が多々あるので、それをいくつか書き出したいと思います。
■書くスキル
稼プロの講義で最も印象的で身につけるのが大変だったのが書くスキルでした。
自分の書いた文章を徹底的に添削していただきましたし、ご紹介いただいた執筆の業務や最後に書く論文もメンバー同士でチェックしたり書く能力が非常に身についたと感じております。
この書くスキルは、簡単なところでは会社内で提出する書類にしても、メールにしても、しっかりとした文章を書くことを心掛けるようになり、大変役立っています。
改行した時に次の行に1文字だけの文章は書かない、トートロジーを生まない、文章の流れを考える、など非常に気にするようになりました。
この「書くスキル」は企業に勤務する人間には必須で学んでほしい分野だと思います。
■話すスキル
コロナ禍でテレワークが多くなり、これまで対面で行っていた会議もテレビ会議になり、顔だしせずにテレビ会議を行うことも多くなりました。
情報が声しかなくなってくると、自分や人のしゃべり方や癖、声が気になってきます。
普段、自分の声やしゃべっている姿を聞いたり見たりすることはあまりしませんが、稼プロでは当時は動画でプレゼンしているところを撮影し、各人に提供してもらっておりました。
自分の声や話しの癖を実際に聞くと、伝わりにくかったり、「えーっと、、」という言葉がやたら多かったりと、聴く側になって初めて声の力や発声の重要性に気が付きました。
まだまだ話すのは未熟ですが、テレビ会議ではなるべく伝わるようにしゃべることを気に掛けております。
また部下の結婚式のスピーチをお願いされる機会があり、稼プロで言われた「プレゼンの出来の良し悪しは練習回数に比例する」(といったようなことを言われた記憶があります)との教えから原稿を作り、何度も読み返して練習し、当日はスピーチまではお酒を飲まないようにすることでなんとか乗り切りました。
この点も役に立った経験のひとつでした。
■聴くスキル
「傾聴」という言葉は一次の診断士試験にも問題として出題されたり(私の時代は)、書籍などで知っている知識ではありました。
一方、稼プロに入りロールプレイングで初めて実践することになり、なかなかできているようでできていない、うまく傾聴のスキルを使うには能力を磨く必要があるんだと知りました。
私の勤務先では取引先(主に中小企業が多い)の社長さんや担当者の方と話しをする機会が多くあります。
また最近では「1on1」という上司・部下で1対1で行う定期的なミーティングを開催するようになりました。
部下が抱えている悩みや将来的なビジョン等を理解し、対話から問題解決や気づきを得るための1on1ミーティングですが、ここにも傾聴のスキルがなければうまく進みません。
聴くスキルも企業人として非常に役に立つスキルだと感じました。
といったことで書き出していけばきりがありませんが、企業内診断士としても稼プロで学んだことは、企業人の基礎力として充分に活きてくるスキルだと思います。
今からマスターコースを検討している人は、たとえ独立することが今は視野になくても、企業人として役立つことは非常に多く学べる稼プロで学んでいただくことで、確実に自分の能力が上がると感じます。
来期も志高い診断士の方が入塾され、様々なスキルを学んでいただけることを祈っております。
番外編
■「呑む」スキル
これはもう山崎塾長の得意中の得意な分野で、講師・OB/OG含め猛者の集まりで、私も散々鍛えられました。
一言では書ききれないので(書いちゃいけないこともあるので)コロナも落ち着いてきたら、また山崎塾長に入塾させていただければと思います。