16期生の大石泰弘です。
コンサルタントはクライアントの問題解決の支援者だと思います。
コンサルタント自身がクライアントの問題解決をする場合もありますし、
コンサルタントは、クライアント自身がが問題解決するのを支援する場合もあります。
私は前者でクライアントとのビジネスを始め、だんだん信頼を高めて、後者のビジネス
に到達できることをめざしています。
中小企業診断士になって独立し、漠然とコンサルタントになろうともがいて5年が経ちました。
ここで問題解決の基本に立ち返ろうと思うことがあり、数年ぶりに丸の内の丸善に行き、
問題解決の本を探しました。棚2段くらいに問題解決の本がびっしりと並んでいました。
本をとって読んでみると、問題の定義をしてない本が多いとわかりました。
定義している本を選んで読んでみると、表現は異なるものの、おおよそあるべき姿と現状の
ギャップという定義でした。中小企業診断士としてはあたりまえのことかもしれません。
ギャップをどう解消するのか、現在読書中です。
日ごろ、事業承継の相談を仕事にしていますが、この定義のように考えて解決策を助言して
いないなと反省しました。現状の困りごとから一気に解決策に跳んでいて、あるべき姿を
相談者にきっちり確認していないし、したがって、ギャップもギャップの原因もきっちり
分析しないままに解決策を助言していることに気づきました。
しっかり本を読んで基本を理解し、日々の仕事や生活を題材にして基本どおり練習をして
マスターしきろうと思いました。それなしではコンサルタントになれないとも思いました。
以上