こんにちは!
22期生の柴山宗馬(しばやま そうま)です。
先月の第2回講義から「書く」スキルの鍛錬が始まりました。
その重要性は本部ブログの読者の皆様には説明するまでもありませんが
私はもう一つの「かく」スキルとして「描く」を鍛えている最中です。
ジャンルとしてはビジュアルシンキングと呼ばれるものです。
絵、図、文字の3要素を駆使して思考を可視化、整理し、
それを共有してコミュニケーションを促進し、新しいものの創造に役立てようというスキルです(画像1参照)。
よく言われる、「図で整理しよう」の発展版ですね。
ビジュアルシンキングを意識して絵を描いている人は少ないかもしれませんが
脳内で似たようなことをしている方は多いのではないでしょうか。
画像1 ビジュアルシンキングとは
用途としてはグラフィックレコーディング、スケッチノート、インフォグラフィックなどがあります。
プレゼン資料やポスターづくりを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
練習も兼ね、普段のメモに使ってみると、文章と比べて大きく3つのメリットがあることに気づきました。
(1)手早くまとめながら描ける
⇒ 自分の中で整理しながら絵で残すため
全体像と要点を自分の論点からまとめたものになります。
断片的に文章を残すよりも、後から思い出しやすい内容になります。
(2)簡単に共有できる
⇒ 文章に比べ、粗いが直感的に理解しやすいため
絵を見せて多少補足すれば伝わる、といったことが多いです。
(3)再利用し時間を削減できる
⇒ メモを取った時点で絵になっているため、資料作成する際にアレンジして使えます。
特にパワーポイントの資料づくりに活躍します。
習熟すれば、かなり生産性が上がりそうですね。
なお、練習のコツは、いくつかのお作法やお決まりパターンは踏まえたうえで
「絵として上手な必要はないから勇気をもって大胆にシンプルに描く」ことに尽きるそうです。
一見すると絵が苦手な人への激励ですが
実は「きれいな絵は欠陥を指摘されるが、粗い絵は可能性が注目される」という経験則も背後にあります。
完璧主義の身には非常に刺さりました。
稼プロ!の講義はじめ、機会を見つけてビジュアルシンキングでメモを取るなど
継続訓練していきたい今日この頃です。
※ ちなみに、画像はビジュアルシンキングについて書籍を読んだときに
私がパワーポイントで書いてみた拙作です。
描くのに非常に時間がかかりましたが
既に文字ベースの勉強ノートよりもはるかに分かりやすいと感じています。
<ビジュアルシンキングの参考文献>
- ウィリーマイン・ブランド(2018)『VISUAL THINKING - 組織を活性化する、ビジュアルシンキング実践ガイド』(遠藤康子 訳)、ビー・エヌ・エヌ新社。
- 久保田麻美(2020)『はじめてのグラフィックレコーディング 考えを図にする、会議を絵にする。』、翔泳社。