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ふしぎ現象事典

2022-08-01 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは、塾長の山﨑肇です

7月30日(土)稼プロ!22期の第2回講義を開催しました。皆さん、お疲れさまでした。

一昨日の講義では冒頭、前回取り組んだキャリアビジョンの講義を振り返り、積み残しになっていた、各自のキャリアビジョンを2~3分で発表いただきました。皆さんしっかり自分を見つめ、現時点でのかなり具体的なイメージが描けていました。各自のキャリアビジョンを聞くことで、これからのブラッシュアップに生かせる多くの気づきが得られたと思います。

続いて【書く】小論文の書き方の講義では、文章の書き方の基本、論理展開の仕方、小論文執筆の留意点、レジュメ作成のポイントなどを体系的に学びました。診断士はもちろん試験に合格しているので文章は書ける訳ですが、実はできていなかった、分かってなかった多くの発見があったと思います。講義のテキストは「書く」のバイブルとしてぜひ活用してください。

後半の特別講義では、「執筆のための取材ノウハウ」を株式会社クオリティ・オブ・ライフの原社長から講義いただきました。「月刊企業診断」巻頭企画のインタビュー記事を18年200回を超えて書き続けておられる圧倒的な経験と実績に裏打ちされたノウハウを惜しげもなくご披露いただきました。取材におけるインタビューが企業診断実務において、また診断士としてのキャリア形成にも非常に有用かつ重要なスキルであることが実感されました。

次回は第3回8月27日(土)小論文の書き方の後半と出版ノウハウの講義、および特別講義として、同友館の馬渕編集長から出版物執筆の基本をご講義いただきます。

 

さて、話は変わりますが、先日、世田谷代田にある「ふくもの堂」という小さな本屋のようなギャラリーのような小物やさんのようなお店に、「旅のスケッチ展」という小さな個展を見にいきました。作者が京都の高校の後輩なので応援がてら。彼女は放送作家でビジネス書を中心にライター活動しているとても才能豊かな女性です。

で、その旅のスケッチというのが秀逸で10cm角厚さ1cmほどの小さなスケッチブックに毎日あったことを絵日記にしてもう7年ほど休まず続けているそうです。ほのぼのとしたタッチがなんとも素敵な絵日記ですが、毎日15分で書き上げるとのこと。もちろん楽しみながらなのでしょうが、ここでも継続は力なりを実感しました。

 

そして、そのお店で面白い本を見かけたので思わず買ってしまいました。「ふしぎ現象事典」という絵本のような子供向けの本ですが、「あるある」な現象の名称と解説がいろいろ出てきて大人も楽しく読めます。

例えば、同じ字やマークをじっと見つめているとだんだんこんな形だったかどうか不安になることがありますが、「ゲシュタルト(形態)崩壊」という現象だそうです。

また歳をとると1年がどんどん短く感じるのはその年齢に反比例して、1年の長さを感じるから。例えば、10歳の子供の1年は全人生の10分の1、50歳の人の1年は全人生の50分の1となり、歳とともに1年が短く感じる現象で、ジャネという哲学者が発見した「ジャネーの法則」というそうです(冗談みないな名前ですが、www)。

この本では、最近ブログでも話題になっている「心理的安全性」も出てきます。学級会で誰も意見を言わずシーンとしているときに、先生が関係のない話をしたら、子供たちが安心感から急に話し出したという事例で紹介されています。

また、社会心理学者のアロンソンが発見した「アロンソンの不貞の法則」というのも出てきます。これは、人はあまりなじみのない人にほめられた方が嬉しいと思う傾向があるということらしく、知り合ったばかりの人と仲良くしたいなら、まず相手をほめることが近道と書いています。これは昨日の原講師の「取材ノウハウ」のインタビューの極意にも通じるかも知れませんね。

ちなみに、本のカバーにある「天井の木目が人の顔に見える」現象は「シミュラクラ(類像)現象」というそうで、人は点が3つ集まって逆三角形になっていると顔と認識するのだそうです。

小話のネタになりそうな話がたくさん出てくる面白い本です。

 

コメント (4)
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