こんにちは!
19期生の野江です。
今回は最近読んだ書籍をご紹介します。
「築地本願寺の経営学」です。
内容は、 旧態依然とした宗教組織に僧籍を取得した元コンサルタントが、 立て直すわかりやすいストーリーです。
「ダメという理由はないけれど、なんとなくやりたくない」 という抵抗勢力と闘いながら、CRMや管理会計の導入や、 カフェなどの新商品や新規事業の開発、 IT化の推進などを行うストーリーは、わかりやすく面白く読めます。
本にはさらっと書いていますが、経営を知らない古い習慣に捕らわれた僧侶たちの意識改革を行い、 組織風土を変えていくのは並大抵ではなかったと想像できます。
「教えを伝えるのがお寺の役目。 お金のことは考えるべきではありません」 という僧侶たちに対して、「収入なくして伝導なし」 と説いて目指すところは、 まさにビジョンとお金の両立です。
お金を稼ぎながら会社のビジョンを実現する、 というのは民間企業にとっても目指すべき姿だと思います。
私もそういう会社に貢献出来るよう努力していきたいと思います。
参考文献:安永雄彦「築地本願寺の経営学: ビジネスマン僧侶にまなぶ常識を超えるマーケティング」 東洋経済新報社