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子どもとの関わり方

2023-11-09 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは。19期の遠藤孔仁です。

暦の上では初冬ですが、100年ぶりに11月の最高気温を更新するなど暖かい日が多く、四季の移り変わりが体感しにくくなっている感じがします。

さて、今年は長男が受験を控えていて、何かと落ち着かない生活を送っております。そんな中、妻から予備校の保護者会があるという話を聞き、ひっくり返りそうになりました。親に相談・報告することはあっても、予備校にまで親が関与するということに驚きました。
親子の在り方も変わってきているので、一概に昔の感覚で物事を判断することの危うさは肝に銘じておこうと心に留めました。

親子の在り方について、Web調査による1万人のデータを用いて、日本人の親に多い子育てのタイプと子育ての成果との関係を分析したディスカッションペーパーが神戸大学よりリリースされました。

その調査の中で、「無関心(関心)」、「信頼」、「規範」、「自立」、「時間共有の経験」、「叱られた経験」という6つの因子から、子育てのタイプを以下の6つに分類しています。

子育てのタイプ
 1)支援型:高自立、中自立、高信頼、高関心、高共有時間
 2)厳格型:低自立、中・高信頼、厳しい・やや厳しい、中・高関心、高規範
 3)迎合型:高信頼、中信頼、全く厳しくない、高共有時間、中共有時間
 4)放任型:低関心、全く厳しくない、低共有時間、低規範
 5)虐待型:低関心、低自立、低信頼、厳しい

この5つの子育てのタイプのうち、支援型が、男女とも、所得・幸福感・学歴形成という項目のすべてについて、最も高い達成度を示しました。
そして、厳格型は所得・学歴形成の項目は高い達成度を示しているが、幸福感が低く、ストレスを感じている結果となったのです。
また、両親の子育ての方法が子どもの既婚率や、持ちたいと考える子どもの数に影響を与えており、いずれも支援型が高い数値を示しています。

このような結果と子育てのタイプを見てみると、リーダーシップの類型と共通している点も多いように感じるとともに、心理的安全性が子育てにも必要であり、少子化対策の重要なファクターとなり得るのではないかと妄想しました。

コメント (4)
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