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私の名は。 ~My name is...~

2023-11-06 12:00:00 | 23期生のブログリレー

皆様、こんにちは。

23期生の松田です。

先日の富岡先生の講義で、あいさつでお名前の由来をつかみとして使うとのお話がありました。偶然にも前回のブログで苗字について述べたお蔭か、6月生まれのJunさんに気付くことができましたので、この余勢を駆って、名前から見た各国の文化の相違に触れていきたい(かなり大げさ!)と思います。

日本は基本的に夫婦同姓で、父方か母方の一方の姓(Family Name)を名乗ることとなります。社会的な世論として別姓の動きもありますが、相続や社会保険の適用範囲の問題もあり、法制度の完備まではまだ時間がかかりそうです。そして、そこに名前(First Name)が加わります。私も二人の子供に名前を付けましたが、無数の選択肢の中から一つを絞り出すという、なかなかの重責感と充実感のある作業です。

前職での同僚を見渡して名前の付け方にも各国の文化が根付いているなと思いましたので、以下の通り日本式との相違を3点に分けて大まかな分類を述べたいと思います。

1. 苗字(Family Name)と名前(First Name)というシンプルな構成は少数派
 いわゆるミドルネーム(Middle Name)を置く国が欧米系に多いようです。このMiddle Nameとは、尊敬する人、両親の名前、呼ばれたい名前等を入れるようです。またMddle Nameを複数持つ国もあるとか。
 前職の本社所在地であった北欧の国スウェーデンは、このシンプルな作りでミドルネームがないのですが、名前にこだわりが少ないのか、Johanヨハンと呼びます)がとても多く、私の呼びたいJohanの先にたくさんJohanがいて複数人振り返ることもありました。社内のアドレス帳検索しても、お目当てのJohanにたどり着くには時間がかかり、結局、Family Nameで検索する始末。Middle Nameがあれば役に立ちそうですね。

2. 父方と母方のFamili Nameを入れる国もあり
 スペイン、ポルトガルと南米系に多いようですが、Fisrt Name + Middle Name + 父Family Name + 母Family Nameとかになる模様。著名なブラジルのサッカー選手は、ペレやジーコなど幼少期のあだ名で有名になっていますが、ブラジル人はそんなに長くないので、ここは長さではなく、文化なのでしょうね。
 スペイン人の著名な画家、ピカソの本名は、「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」。読むのも、タイプするのも一苦労です。覚えるのは諦めました。

3. 他のアジアの国ではイングリシュネーム(English Name)を持っている
 といっても前職の中国、香港、韓国限定かも知れません。彼らも、基本は1.のシンプルな構成ですがEnglish Nameとう欧米人風の名前を持っていました。見るからに、金さん、王さんが、BradleyやCharlesと名乗り、呼ばれ、メールアドレスを持っていました。多分、言語形態がまるで違う欧米系からは発音しにくい名前だからでしょうね。海外赴任される日本人の方も持つ人も多いようで、私の知り合いの寛さんは米国に行ってからいきなりAlanになりました。

 ちなみに、私の名前は、栄治(えいじ)といいます。同じ発音をする単語で、時代や年を意味するageがあるので、外人にとって発音しやすいと思ったのですが、四半世紀前にカナダ人にお前のの名前は発音が難しいと言われました。その時に彼が”AJ”(エイジェイ)と呼ぶよ、と名付けてくれました。このAJと呼ぶ人は後にも先にも彼だけですが、とても気に入っていて今も某フリマアプリのアカウント名に使っています。

 ということで二回にわたり、名前に関して述べてしまいました。
 初対面の方との会話としては、天気と同様に共通の話題が見つけやすいトピックスだと思いますし、いろいろと調べれば調べるほど、自分の名前に馴染みがわくのと同時に特別感を覚えますよね。
 ですので今後も、声高に発していきましょう。

 「私の名は、、、」

コメント (6)
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