16期生の大石泰弘です。
みなさんは「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞をご存じでしょうか。
元法政大学大学院の教授 坂本光司氏が10数年前に「日本でいちばん大切にしたい会社」という本を
あさ出版から出され、そういう会社を表彰する制度を作ろうということになり、経済産業大臣賞と中小企業庁長官賞などからスタートしました。その後厚生労働大臣賞や地方創成大臣賞などが追加されています。
いよいよ来年度からは内閣総理大臣賞も始まります。
表彰されるのは「人を大切にする経営」を実践している会社です。
「人」とは①社員とその家族②外注先・仕入先③顧客④地域社会⑤株主です。
優先順位があり①→⑤です。坂本先生は①~④を大切にすれば自ずと⑤は幸せになると言われます。
応募資格は6項目あり、5年間営業黒字で納税義務を果たしているとか、障がい者の雇用率は
法定雇用率以上であるなど高いハードルばかりです。そして応募企業は現地調査などして100項目以上を
審査されます。
この賞で表彰される企業を増やしたいと思ってアンテナを上げています。私が住む松戸市にも社員を大切にし、黒字を継続している企業がいくつかありますが、障がい者雇用をしようとされません。このハードルをどうしたら乗り越えてくれるだろうかと思案しています。この解決が来年の目標です。
「日本でいちばん大切にしたい会社」はその後も発刊され、今は8巻まで出版されています。どの巻の
どの企業でも涙なしでは読めません。本当にこんなあったかい会社があるのかと感動します。
昨日のブログで紹介された日本理化学工業さんの話も第1巻にでてきます。
以上