こんにちは!稼プロ!23期生の前川昌隆です!
小さな頃からずっと心に残っているドラえもんの話を"超抜粋"でご紹介します。
記事のタイトルにした「ぼくよりダメなやつがきた」というエピソードです。
ショッキングなタイトルですが、おそらくご想像通りのお話しです。
※少しネタバレを含みますのでご注意ください。
ある日、のび太君より勉強も運動もできない、おとなしい男の子が転校してきます。
のび太君は「良い友達ができた」と喜んで一緒に遊ぶようになります。
どんな遊びをしても勝つのはのび太君です。
のび太君は、毎日のように自分が勝ったことを得意げにしずかちゃんや両親に話すようになりました。
徐々にのび太君は、おとなしい友人に対して強い態度になっていきます。
見るに見かねたドラえもんが、道具(モニター)を出して、のび太君の最近の様子を本人に見せました。
のび太君は「なんて酷いことをしていたんだ」と言って、家を飛び出します。
例の友人の所へ駆けて行き、これまで行った酷いことを謝りました。
すると、その友人から「こんなに仲良くしてくれた人はいなかった。ありがとう」と笑顔で言われました。
そして、その友人はまた別の学校へ転校してしまうという話です。
他人のダメなところを見て安心する(または、喜ぶ)のは「他人の不幸は蜜の味」との言葉がありますが、シャーデンフロイデという心理だそうです。
これは幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンと関係があり誰もが持っている感情だそうです。
ご紹介したドラえもんの話は、人間の心の弱さを痛烈に風刺しながら、あるべき姿を示してくれているのではないでしょうか。
弱い者いじめの連鎖、人と比べてしまう心理、過ちを認める勇気など、学べる点が多い作品です。
私はドラえもんの物語と共に成長しましたが、未だに卒業できておりません。