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オランダのサンタクロース

2023-12-06 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。23期 柴田 純一です。

今日12月6日は、私の第二の故郷オランダのシンタクロース(Sinterklaas)の日です。

オランダの子供たちは、12月25日ではなく、今朝のプレゼントにワクワクして目を覚まします。
 
この風習が世界のクリスマスの発祥であるという説もあります。
17世紀に東インド会社で世界を席巻したオランダが、当時の米国New Amsterdam
(現在のニューヨーク)にこの風習を伝えたことが、現在のクリスマスの発祥となったとも言われています。
 
シンタクロースは、白いお髭を生やした太ったお爺さんで、風貌はサンタクロースと似ています。
服装は少し違い、赤い司祭服を着ており、十字架が書かれた帽子を被っています。
他にも色々な違いがありますので、いくつかご紹介します。
 
まず、乗り物です。トナカイのソリではなく、蒸気船に乗ってスペインからオランダにやってきます。
オランダ上陸後は白い馬で移動します。
年によって変わりますが毎年11月中旬頃に上陸し、今日までの約3週間オランダに滞在します。
 
次に、持ち物です。サンタクロースと同じくプレゼントを入れた大きな袋を持っていますが、他に大きなノートと杖も持っています。
ノートは、良い子・悪い子の名前を書くためのものです。名前を書かれた悪い子はプレゼントを貰えないだけでなく、持っている杖で叩かれ、プレゼントが空になった大きな袋に入れられて、スペインに連れて行かれてしまうと言われています。
子供達はこの伝説を信じて良い子にしています。今なら虐待・誘拐と言う人もいるかもしれません。
 
最後に、人数です。ズワルト・ピート(Zwarte Piet)というお供を連れています。
ズワルトはオランダ語で「黒い」という意味で、文字通り黒い顔をしています。
近年この容姿が人種差別に当たるのでは、という批判があり、公式には、煙突のススで黒くなったという説明がなされています。
世論とは別に、このピートは、いたずら好きで、すばしっこく、お菓子を配るので、大人や子供を問わずオランダ人に大人気です。(私も車にお菓子を投げ入れられた経験があります。)
でも、初めて見た時は「これはちょっと・・」思ったのも本音です。
 
日本でも、なまはげが幼児虐待、二宮金次郎が児童労働、節分が誤嚥事故誘発、と批判を受ける昨今。古くから受け継がれた伝統や風習にも不易流行、時代とともに変えるべきもの、変えるべきではないものがあるのかも知れません。
 
でも今日はそのような難しい話はお休みにして、Happy Merry Sinterklaas!
コメント (3)
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