塾生の皆さん
稼プロ!事務局の田本です。
昨夜からいきなり寒くなり、急に冬の気配になってきました。
体がなかなかついていけません。
そして、今年もあわただしくしているうちに年末を迎えております。
さて、皆さんは「あしたのジョー」というマンガをご存知でしょうか。私が子供の頃に一世を風靡したボクシング漫画です。貧乏のどん底から拳ひとつで這い上がるという内容ですが、その舞台となっていたのが泪橋です。橋は明治時代になくなっており、交差点の名前として残っているのみです。
この近辺にはかつて山谷という日雇労働者のための簡易宿泊所街がありました。当時、ドヤ街と言われて、私が20代の頃は、まだ、当たり屋と呼ばれる、わざと車にひかれて金を要求する人がいると言われていました。泪橋あたりを車で通るときはちょっと緊張した記憶があります。(当時のこのあたりの当たり屋は生活が困窮していて食費を得るためでした)
今でも宿泊施設はけっこう残ってますが、昔の危ないイメージはなくなってきました。ここ数年はバックパッカー向けの宿泊スポットとして人気があります。浅草、上野まで程近く、日比谷線を使えば東京、銀座、六本木へのアクセスも良く、東東京の街に進出するには絶好のロケーションです。
下町情緒あふれるジョイフル三ノ輪商店街、うなぎの名店尾花、小塚原刑場由来の史跡、都電荒川線などなど魅力的な見どころが近くにあり、浅草まで都バスで10分程度と抜群のアクセスです。
コロナで停滞縮小を余儀なくされてましたが、コロナがあけてインバウンドの復活が期待されています。皆さんも近くに来た際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
私は以前、泪橋の北西にある三ノ輪橋から南千住までの地域を診断士の仕事の一環として商業アンケート調査で回ったことがあります。このあたりも昔ながらの簡易宿泊所がまだ現役で残っていますが、今では閑静な住宅街といった風情です。商売をやっているところはどこも大変そうでした。
ちなみに、過去のアンケート調査の体験談を、月間企業診断2019年10月号の後ろの方のコラムに書いております。もしご興味があればご覧ください。
年が明けて最初の講義は「診る」です。
診断先の事業戦略イメージをよく想像して講義に臨みましょう!お楽しみに!