東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

ウグイスのぐぜり鳴き

2023-12-14 12:00:00 | 23期生のブログリレー

 こんにちは、23期生の永岡伸一です。

 『2023年度稼げる!プロコン育成塾特別講義「ボイストレーニング」の第1回目講座に参加し、宮崎絢子先生にご指導頂きました。』とブログの原稿を書いていたのですが、なんと前日のブログで中津井さんが書いてしまっておられるではないですか。(講座ではご一緒させていただき、ありがとうございました!)。なので今回は角度を変えて書かせて頂きます。

 午前中の講義の中で、声について能力を高める人がまだまだ少ないこと、自然の中ではウグイスのような野鳥も練習を行っている、というお話がありました。恥ずかしながらこの事を知りませんでした。生き物として人間の声にアプローチする考え方は非常に面白く感じました。

 気象庁のHPによると、植物と動物の状態が季節によって変化する現象を「生物季節現象」と呼ぶそうです。その現象を観測することを「生物季節観測」と呼びます。最も有名なのが桜の開花です。他にも梅、あじさい、楓や銀杏など季節を代表する植物が観測されます。生物ではウグイスの初鳴日、ツバメの初見日、アブラゼミの初鳴日などがあります。桜とウグイスは春の訪れを感じさせる風物詩ではないでしょうか。一時期はこの「生物季節観測」は環境の変化で廃止も検討されたそうです。しかし気象庁と環境省が省庁の垣根を越える仕組みをつくり、さらに市民参加型調査を取り入れることで継続しております。

 さて、ウグイスは生まれたときには親と同じようには鳴けません。親の鳴き声をお手本にして子供のころから練習してやっと美しい鳴き声になります。初めは「ホーホケキョ」とさえずることができません。「ホーホヶ」「ホキョオ」「ホホホホキョウキョウ」など様々な鳴き声になります。それが日頃からの練習や親鳥のお手本を真似て、徐々に美しい「ホーホケキョ」をさえずることができるようになるそうです。この上達してゆく過程を「ぐぜり鳴き」と呼ぶのだそうです。一説には日照時間が大きくなるにつれて、雄の身体ができあがり、のどの筋肉が付きやすくなると言われています。しかし親のお手本や練習環境が悪いと、綺麗に鳴けないとも考えられています。

 生まれつきの能力ではなく、親子の指導、練習を通じてあの美しい鳴き声が作られていると思うと親近感を覚えます。ウグイスに負けないよう自分の桜を開花させるために、稼プロ!活動を続けていきたいと思います。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする