今月5日から12日まで、ロシアに出張してきました。
現地企業の方々を対象としたオープンセミナーの講師で、3都市を訪問してきました。
(1)サンクトペテルブルグ
人口が100万を超える都市として、世界で最も北に位置する都市だそうです。この時期、朝9時はまだ暗闇の中でした。成田空港を13時に発って、モスクワで国内線に乗り換えて、日本時間の翌朝3時(現地時間22時)に到着。
(2)スモレンスク
ロシアの西方に位置する都市です。ベラールーシとの国境沿いの地域で、モスクワから西に360km、車で5時間。ヨーロッパからロシアへの通り道であり、歴史上、何度も戦場となった城郭都市です。
(3)ウリヤノフスク
ロシアの東方893kmに位置する都市で、レーニンの生地です。雄大なヴォルガ川の沿岸にある自動車産業、航空機産業の街で、いすゞ自動車の工場もあります。
左からサンクトペテルブルグ、スモレンスク、ウリヤノフスク
上記の3都市で9時~17時の長丁場のCSセミナーを行いました。今回の自分の経験から、海外でセミナーを行う際のポイントを3つほど以下に記します。
(1)受講生どうしのディスカッションの時間を作り出す
今回のCSセミナーの内容は、「組織づくり・人づくり」がメインの内容でした。日本ではまったく心配はないのですが、現地に到着してから「流れがちょっと抽象的かなぁ」とセミナーが始まる前は、かなり緊張をしていたのですが、杞憂でした。移動中もほとんど、セミナーの流れの展開を考え続けていたほどです。海外では、受講生の方々は具体的な方法論には興味を示しますが、単なる理論や考え方の話は、受講生のモチベーションを維持する事が難しいのですが、講義はそれなりに盛り上がってほっとしています。
ある都市では、受講生どうしが「人のマネジメント」についてディスカッションを始めてしまうこともありました。そんなときは、通訳さんから何を話していのかを教えていただきなが静観するに限ります。日本と違って、海外では、ディスカッションを好みます。意見を言いたい人が多く、その人たちの発言をバランスよく受け入れながら、進行していく必要があります。
(2)聴く姿勢をもつ
神吉さんも「傾聴」を取り上げていましたが、通訳さんから「先生は、ロシア語がわからないのに、なぜ、受講生が話しているときに、うんうんと頷くのですか?」と言われました。言葉はわからなくても、気持ちを受け止めたいという姿勢が自然体ででてしまっているのでしょう。意味は分からなくとも、アイコンタクトと笑顔は大切なコミュニケーション手段です。相手を受け止めているから、次項に示す気持ちをのせて話をするということもできるようになると思っています。
(3)気持ちをのせて話す
また、通訳の方に言われたことは、「先生の講義は、emotionalですね。私も通訳をしていて気持ちが前にでてきます」と・・・・。これは、発する言葉に気持ちを乗せて声に出しているからだと思います。海外では、ボイスコミュニケーションって大事だと考えています。どうせ日本語はわからないだろうからと、ただ声を出しているだけの講義では気持ちは伝わりません。知識ではなく、自分の思いを伝えたい、これも海外で仕事をする上で、大切な心構えだと思っています。(国内でももちろんそうです)
以上のことは、国内でも共通することですが、海外の仕事では、語学力も大切かもしれませんが、ノンバーバルコミュニケーションが語学力以上に大切であるとこの10年間の経験から実感しています。
こんにちわ、神吉です。
前日の佐々木さんの言われるように、「考えること」、「自分の意見を持つこと」は大事ですね。
私もいつも考えを深堀りしないうちに行動してしまうので、恥ずかしくなることが多いです。
ただ、「聞くこと」の大切さも同時に実感しています。
年上の中小企業の社長や年配の大先生は、僕の話にほとんど関心がないことに独立して早々に気付きました。
こちらが精いっぱい「聴く」かつ「訊く」を尽くしてから、やっとこちらの一言に聞く耳を持ってもらえるようです。
だから意識して傾聴をしようと努めています。
でないと、生来の悪い癖が出てきてしまうからです。
会社勤めの頃は、人の話を最後まで聞け、と上司からよく怒られていました。
その頃は上司の話もよく理解できませんでした。
それも当然で、上司が話している間も自分の話すことばかり考えていたような気がします。
当時は「聴くこと」と同時に「謙虚さ」もなかったのでしょう。
今は「傾聴」と「謙虚さ」を大切にするようになって、ずいぶん仕事上も楽になったような気がします。
これからも初心を忘れず続けていこうと思います。
お疲れ様です。佐々木です。
私は、他の方がおっしゃられた意見や考えを基本的に否定することはありません。
理由は、どの意見にも良いところがあるという考えをもっているからです。
ただ、それは裏を返すと、相手の意見が違うと思えるぐらいの自身の考えが無い、ということだなと感じました。
私はそもそも、相手をけなすような感じになる行為は好きではないので、それが延長してしまい、自分の考えを貫く、相手と意見をぶつけて討論するということを苦手としてしまってきたのかもしれません。
コンサルタントとは、雇用者の考えが及ばないことを言えることであって、相手の言っていることをうんうん聞くことを求められているわけではありません。
うんうん言うことを聞く人を高いお金で雇っているわけではありません。
タイトルにある通り、「相手の意見を批判できる」、これぐらいの自分の考えがもてるようになること、考えること、大事だなと思いました。
昨日嬉しい出来事があったのでお話しします。
昨日は仕事が忙しく最寄駅に着いたのが夜12時頃
何か食べようと定食屋さんを探していましたが、
いつも訪れる数軒は営業時間終了、もしくは異様に混んでいたりしたので
初めて行くエリアに足を踏み入れ、偶然見つけた地下の中華料理屋さんに入りました。
夜遅いという事もあり、店内は数名のお客様
私は
ビールとチャーハン
と店員さんに告げ、残りの仕事をし始めました。
5分後・・・
店員さんから「サービスです」と
ビールとおつまみ(ホイコーロー)が!
その時点で「ラッキー」と思ったのですが、
特に気にせず仕事をしていました。
すると更に5分後・・・
肉入り野菜炒め定食大盛り
と運ばれてきました。
オーダーが違う!!と思い厨房を見た瞬間・・・記憶が蘇りました。
そこには大学1年生(15年前)にバイトで働いていたラーメン屋の店長が!!!
彼は私が店内に入った瞬間に私である事に気がつき、
バイト時代に賄いで私が毎日食べていた野菜炒め定食を
作って持ってきてくれたのです!
心憎い演出!!!しかも15年前のバイトの好きなものまで覚えているとは!!!
当時雇われだったその店長はいつも
いつかは絶対に自分のお店を持つ
と言われていました。
現在は自分でこのお店を経営されているとの事
再開が嬉しすぎて朝まで飲んでしまいました・・・今日会社なのに。
皆さんはこんな嬉しい偶然の再会的なものはありませんか??
今日も1日頑張りましょう!!