東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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初めてのSWOT分析!

2015-05-26 09:00:00 | 講師亀田からのメッセージ

亀田です。

最近、私の所属している部で「初めて」SWOT分析を行いました。

といっても、診断士の2次試験はもちろんのこと、普段のコンサルティング活動でも「SWOT分析」を使っています。

 

では、何が「初めて」なのかと言うと「自分の部」のSWOT分析をしたのです。これまで外にばかり向けて行っていたので、新鮮な体験となりました。

さらに、ワークショップもオフサイトミーティング形式にして、社外で行うことで、自由な発想が出やすい雰囲気で行いました。

 

具体的には、

①    事前課題で各自がポストイットにSWOTを記入

②    オフサイトミーティングで、SWOTと書かれたA1サイズのシートに各自が貼付。

③    KJ法で取りまとめる

④    完成したSWOTをベースに、クロスSWOT分析(強みに機会を投入など、SWとOTを組み合わせて考える)を行う

⑤    ④の結果を元に具体的な施策立案

というステップで行います。

 

結果、次のような効果がありました。

①    魅力的かつ具体的な施策を立案できる

②    これまで気づいていなかった、部の強みや会社の機会が発見できる

③    チームに一体感が生まれる(共通のキーワードが生まれる)

中でも、③は予想外に大きく、その後のコミュニケーションが円滑になり、会議でも同じ視点と同じステージに立ってディスカッションが可能となりました。

 

みなさんも試してみてはどうでしょうか?

※独立されている方は診断士としてのご自身を題材にしてみてください。

 

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ある若き診断士の結婚

2015-05-25 12:39:46 | 14期生のブログリレー

 14期生 木村です。本日もしばしお付き合いいただければ幸いです。

 

 だいぶ以前になりますが、ある30代の若い独立中小企業診断士の方と、お話しすることがありました。

その方は、ご結婚を予定されているとのことで、お相手の女性の方とは、別々のマンションで生活をされているのですが、

お互いの部屋を行き来する間柄のようでした。

お相手も仕事を持っておられ、また診断士の仕事についてもご理解いただいているように伺っておりました。

 

 ところがです。最大の難関は、お相手のご両親とのことで、中小企業診断士の仕事をなかなかご理解いただけず、

不安定な職業と受け取られていて、結婚の承諾をなかなか頂けず、困っているとのことでした。

その診断士の方は、既に独立して数年経過しており、収入もずば抜けて高くはないにしろ、安定して仕事をされている方でした。

私は、独立を決心する前のことでしたから、なんとお答えしたらよいか困った記憶があります。

(失恋は何度も経験しているので、そちらの方面のご相談でしたら、まだ少しはできたかもしれませんが。(笑))

 

 昨今、 「士」 業の先生方が、必ずしも右肩上がりで仕事をしている方ばかりではないことは、よく知られていると思います。

例えば、司法試験を合格した弁護士の先生方でさえ、独立したものの個人の事務所を構えるのは難しく、

数人の弁護士が共同で事務所を借りて仕事をしている、などという話はよく耳にします。

ましてや、同じ 「士」 業とは言え、知名度の低い 「中小企業診断士」 となると、お相手のご両親が不安になるのも、一応理解できます。

 

 こう考えると、自分の独立の決断をした時、つくづく 「家族・環境」 に恵まれたことを実感します。

既に結婚していましたし、幸か不幸か子供はいません。

カミさんも非正規とはいえ長年勤めている仕事があり、普通のサラリーマン並みの給料はもらっています。

(私の扶養家族にはしておらず、ひとりでも食べていけます。)

また、母親も特殊な病気を抱えてはいますが身の回りのことは何とか自分でできますし、日常生活は弟がそばにいるので問題はありません。

つまり、私が、診断士として独立するにあたっては、将来に向けてなんの制約条件もなく、あとは、自分次第という一点につきます。

何といっても、独立を決断する前に、会社を辞めることに対して一言も反論しなかった カミさん の存在は大きかったですね。

(後から聞いた話ですが、私が退職すると言った時、 「このおっさんをしばらくの間、食わせていかなければならないのか。」 

とあきらめていたみたいです。)

 

 以前、ある診断士の先生が、 「独立するにあたって 『あせる』 必要はない。

もっと先、つまり結婚して、会社でそれなりの仕事ができるようになってからでも全然遅くない。」 と言われとことを改めて思い出しました。

つまり、経験を積むこともさることながら、自分まわりのあらゆる 「制約条件」 となる可能性を、

少しでも小さくしておいた方がいいという内容も含んだ、深い言葉だと思いました。

 

 冒頭に申し上げた、若い診断士の方ですが、近々正式にご結婚されると伺いました。問題は全く ゼロ ではないようですが・・・・。

 私が彼に何かを言うよりも、私が彼にしてあげられる最大の応援は、 「たとえ微力でも、中小企業診断士の知名度を少しでも高くすること」 

ではないかと思いました。

昨今よく言われることですが、 「中小企業診断士には、様々な追い風が吹いている。」 または、

 「『士』 業の中で、唯一、企業の将来に対する助言が出来る資格。」 と言われています。この言葉に甘えず、

少しでも 「中小企業診断士に相談して良かった」 と言われる仕事をすることが大切であると考えます。

 本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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情報の処理

2015-05-24 22:19:20 | 14期生のブログリレー

こんにちは、14期生の増田雅好です。

 

毎日、膨大な情報が目の前を通り過ぎています。

みなさまは、有用な情報のセレクトや処理をどのようにされていますか?

 

私は情報処理があまり得意ではなく、処理能力を超え、溢れ、自己嫌悪に陥ることがあります。そう、メールの返事が遅れたり…。

 先日“情報がスルーされるマーケティング”という本を読んで少しホッとしました。多くの人が身につけ始めた行動として、情報を受け取らない≒「スルー」することだそうです。

自分でも気づかない間に、瞬時に情報を見わけ、選び取っていくと同時に捨てているのですね。

「スルー」は3つの種類に分類でき、たとえば情報を街頭のティッシュ配りの人たとえると

 1、気づかない…ティッシュ配りの人に対して視線をそらす、意識しない等、無視する

 2、見切る…ティッシュ配りの人に「いらないです。」とお断りする

 3、放っておく…ティッシュ配りの人にいらないと断るが、「ここでもらえるんだな」とココロの中にマーイングしておく

 

「スルー」を可能にしたのが、インターネット、ネットワーク。どこかに「ストック」させてい、いつでも引き出せる環境。確かに、安心してため込んでいます。恥ずかし話、メールボックスにかなりストックがあります。

 情報の量と個人が受け取れる情報の格差の“調整”弁が「スルー」であり、情報量から自身の身を守っているようです。なんとなく、自分を正当化しているようですが…。

 片付けのコンサルティングをしている友人がいますが、情報の断捨離をアドバイスするコンサルタントがいてもいいですね。

 スルーの他に、処理の仕方やセレクト方法があったら是非アドバイスください。よろしくおねがいします。

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海外コミュニケーション

2015-05-23 18:21:20 | 14期生のブログリレー

14期生の長田真由美です。

今週14期生の仲間と雑誌記事執筆の打合せをした時、国際コミュニケーションの話になりました。

海外にいる人と情報のやりとりが必要だとしたら、今はメールやメッセージングアプリでのチャットなどで瞬時にコミュニケートできますね。でも、私が海外営業部で海外販売会社とコミュニケーションを始めた頃は、メールはまだ一般的でなく、FAXでのやり取りでした。

私はその当時から欧州担当でしたが、日本時間の夕方になると欧州の朝になり、FAXがどんどん入ります。数時間残業して帰宅。でも翌朝出社すると、数十枚のFAXがたまっていました。

下っ端でしかも女性だったので、何十枚のFAXのコピーを7部とり、ホチキス止めをして、部長、課長、係長、先輩課員、同僚男子社員に配布する「コピー当番」が毎朝の日課でした。当時は女性には年間150時間という残業規制があり、それなのに毎朝1時間かかるコピー当番が女子だけにあったので、いかにFAXの数を減らしてコピー時間を減らすか、必死でした。

またFAXでのやりとりでは、文章を印刷し国際電話回線で番号をダイヤルして送信する、という手間とコストがかかるため、メールやチャットのように何度も短いやり取りを繰り返す、というのは現実的でなく、言いたいこと・聞きたいことを1枚のFAXにまとめて出すのが普通でした。

時差のため、欧州が開いている時間のコミュニケーションは毎日数時間に限られます。新製品企画に関する販社の要望について、今日の午前中に事業部に回答しないと午後の企画会議に間に合わないのに、朝出社して、前夜の質問FAXに対して販社の的外れな返事FAXを見つけた時はもうトホホ・・・  販社の意見が企画に反映されないか、事業部に期限延長の迷惑をかけるかの事態です。

お互い母語でない英語でやり取りしていることも相まって、なかなか思った返事がもらえないことばかり。欧州側でも、東京からのFAX内容には「何が言いたいんだかよく分からん」 と思うことも多かったと思います。

そのため、毎日FAXに書く内容は、余計な修飾はそぎ落とし、簡潔かつピンポイントにして、「返事が1発で来る=FAXのやり取りが1往復で終わる」ように、必死で心がけていました。

質問して返事がほしい時には、How do you think? のような尋ね方はせず、1. Do you think the idea of xxxxxx is OK for you?   2. If yes, can you do xxxxxx?  3. If no, do you accept Tokyo does xxxxxxx?   のように、Yes/Noで返答できるデジタルな質問にして、箇条書きにするようにしました。そうすれば、曖昧な返事が来る確率が減るからです。このような質問の仕方にすれば、向こうにとっても、東京側がどういう場合はどうしたいのか分かりやすいと思いました。

また、通告すべき内容がある時も、先方から質問FAXを返す必要がないよう、1回でポイントや条件を網羅するよう心がけました。

おかげで今は、「チャットなのに1回の内容が長い~」 と会社の後輩たちに指摘されてしまいます・・・ 

コミュニケーションのツールがFAXから電子メール、メッセージングアプリ、SNSなどと変遷するにつれ、人間のコミュニケーションの仕方も変わってきたのだと思いました。

江戸時代、パソコンもテレビもラジオもなかった頃、人々には有り余るほど時間があったでしょうね。することは、人と話すことと、本を読むことくらいだったのかな、と。

大河ドラマを見ると、松下村塾の塾生たちも大いに議論し大いに読書して、短い年数で考えを熟成・発展させていってます。だから、20代や30代の人々によって、明治維新のような大きなことが成し遂げられたんだろうかと、150年前のコミュニケーション環境に思いを馳せました。

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ロフトに見る変化への対応力

2015-05-22 22:13:02 | 14期生のブログリレー

「理由がなくても、つい足を運びたくなる店」の一つである、ロフト。

今日は、そんなロフトに見る変化への対応力についてご紹介したいと思います。

1.自分で仕入れたものを、自分で売る
ネットで現物を見なくても物が買える時代です。

そんな中、何十万点ものアイテムを在庫に抱え、
消費者ニーズに対応し続けることは、一筋縄ではいきません。

こうした変化に対応するために、ロフトが取り組んでいることはどんなことでしょうか?

それは、何十万点にも及ぶ商品アイテムをロフト独自の単品管理システムを導入することで、
日々、店頭を見ている現場の人が直接仕入れまで担当することを可能にしました。

いま、何が求められているのか?
何が売れていて、何が飽きられてしまったのか?

現場の声ほど強いものはありません。

そこで、現場への権限移譲をすることで、
刻々と変わる消費者ニーズを最も身近で感じ、
変化へ対応しているのです。
 

2.商品を変えるときは房ごと変える
変化を現場で認識しても、実際に死筋商品をどのように入れ替えるかのタイミングや方法は重要です。

何万点もある商品のうち、売れない商品だけを取り替えたとしても、
消費者には気づいてもらえないからです。

そこでロフトが考えたのが、「棚ごと変える」というアイディア。
ぶどうでいうところの粒を変えるのではなく、房ごと変えてしまうのです。

例えば、防災の日に合わせて「非常食パーティー」という切り口で、
保存食の入れ替えなどを促すのです。

単純に商品を入れ替えるのではなく、プロモーションの一つに組み込んでしまう画期的な取り組みといえますね。

3.ちょうどいい接客コンテスト
小売店といえども、商品力だけではなく、
レイアウトや接客も顧客満足度向上に重要な要素です。

百貨店であれば、高価格商品のためつききっきりの接客に。
ドラッグストアでは消費者が自分で選択を。

では、ロフトの接客はどうすべきでしょうか?

実際に現場で声を拾い、自分たちで考えてもらうために、
ちょうどいい接客コンテストを実施しています。

全国各地から選抜された9チームにより、
顧客役と接客役にわかれたロールプレイをみせるというものです。

こうした社内コンテストを通した人材育成を行うことで、
商品だけではないロフトの魅力を高めています。

刻々と変わる時代のニーズをどのように捉え、活かしていくか。

私達診断士にも求められるアンテナの一つですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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