東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

ドタキャン・・・を喜んでくれる人

2016-05-16 23:02:44 | 15期生のブログリレー

15期の川田です。

 

先日、育成塾の講座をドタキャンしてしまいました。

前日に急遽、海外出張することになってしまったためです。

 

当然のことながら、「約束を守る」ことは人として絶対です。

これまでの社会経験でもしかり。まして、独立してからは尚のこと、この大切さを実感します。

ご縁でいただいている約束ですので、それを反故にしてしまうとそのご縁はもう巡ってはこない、とも思っています。

 

仕事は自分できちんとコントロールする。

期日も内容もコミットする。

独立したプロとして、覚悟して実践しているつもりでした。

 

が、そのドタキャン。

 

実は海外出張のくだりで、もうお一社ご迷惑をおかけてしまいました。

社長あてにドタキャンのご連絡をメールでしたところ。

 

『お仕事がお忙しそうで何よりです!

こちらは大丈夫ですので、どうぞお気になさらないように。

ご連絡ありがとうございました。』

 

 

・・・「お仕事がお忙しそうで何よりです!」・・・こちらが罪悪感の中にあるときのこの一言。

 

「心がほろり」・・・す~っと気が楽になり、まさに救われたと同時に心が「じ~ん」と暖かくなりました。

 

おそらく先方はこの日の約束のために資料などいろいろご準備なさっていたに違いないのです。

にも拘わらず、相手にこんな気遣いの言葉がけ。

 

心に触れる、瞬間でした。

 

先日、お詫びで伺った折も、本当に素敵な笑顔でご対応いただき、

こちらが忙しいことを本当に喜んでくれている感が、すべての雰囲気から伝わってくるのです。

「この方のために、もっとお役に立ちたいな」、と思いました。

 

むろん、ドタキャンなどあってはならないのですが、

仮にわたしがどなたかにドタキャンをされても、本心から喜んであげられる、

そんなゆとりある成熟した大人になりたいな、と思いました。

 

人に助けられて生きているなぁ、と実感しています。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いわきにオリーブの森をつくろう……を、応援しています。

2016-05-15 22:14:14 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
今日は、中野区四季の森公園で開催されていた「花と緑の祭典2016」で、オリーブの若木の販売のお手伝いをしてきました。 

昨年12月、この育成塾15期生有志によるいわき視察に参加しました。それをきっかけに、3.11から5年が経過しましたが、復興支援として自分にできることは何があるのだろあうかという意識をあらためて持つことができました。

先月、私が所属するNPO中野診断士会から、いわきのオリーブの木の販売のお手伝いのボランティア募集案内があり、迷わず、ボランティアとして手を挙げた次第です。
昨年末、いわきに行っていなければ、スルーしていたかもしれません。そう思うと、今日の貴重な体験は、この育成塾でいわきと接点をもてたおかげです。 

福島県は震災前から耕作放棄地面積全国一といわれていました。そんな背景を受けて、農商工連携の手法に基づき、地域産業六次化をテーマとして試験栽培したのがオリーブのだったとのことです。その後、震災による混乱を乗り越えて、内閣府の起業資金を得て、ハウスでの生苗事業を開始しました。
いわきから搬入されたオリーブの若木の鉢の売上は、「いわきオリーブ基金」として活用されます。オリーブの森をつくる土地を購入したり、オリーブオイル等を生産する加工場整備や商品PR、プロモーションのためなどの経費に充当されます。 

そして、いわきのオリーブには、もう一つの目標があるといいます。
それは、震災時に世界中のみなさんから寄せられた復興支援に対する感謝の気持ちとして、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、参加するアスリートの方々に、オリーブの枝葉で作った冠を贈呈しようという活動です。 

ぜひ、そんないわきの方々の想いが実現することを願っています。

最近は、ちょっとしたオリーブブームですね。
オリーブオイルは、一価不飽和脂肪酸であり、総コレステロールを下げる働きがあります。
私も最近は、料理でよくオリーブオイルを使うようになりました。庭のある暮らしに戻ったら、ぜひ、オリーブの木を植えてみたいと思います。

地域活性化の取り組み事例の一つとして、オリーブの若木販売を通じて、いろいろと考えさせられた1日でした。

参考・引用……冊子『オリーブの祭典 特別編集号』

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

15期の皆様へ

2016-05-14 22:00:00 | OB生の近況報告・活動報告

皆様、大変ご無沙汰しております。14期生の中川です。

時々本ブログリレーを拝見させていただきつつ、1年前を懐かしく振り返っております。

15期生の方には、最初のオリエンテーションでお会いしたきりであり、途中入塾された方とは面識がありませんが、はや早最終講義のみを残すのみとなっているようですね。

 ここで15期生の皆様に僭越ではありますが、自省の意味も込めまして、一言申し上げたいことがございます。

 それは、“卒塾後も、診断士協会の各支部活動や、同好会・懇話会等への参加、本塾への顔出し等を積極的に行っていただきたい。”ということです。

私は、昨年の卒塾後は仕事とプライベートが多忙であったこともあり、診断士協会の活動からは離れました。仕事の方は、引き続き銀行員生活を続けており、日々色々なことに格闘しながら、忙しく過ごしております。

一方で1年間“本塾”で学んだ診断士としての活動がなかなか出来ておらず、1年が過ぎようとしている事、スキルがさび付いていくことに、焦りを覚えております。

この1年、旧友が塾を起ち上げるのに当たっての経営上のアドバイスや、地元商店街で流行る店の研究・分析等の診断士活動を行ってきました。

 企業内診断士であり、活動に限界があるのはやむを得ないのですが、限界感を強くしているのは、“本塾”の諸先生方や同期、また別の診断士の仲間の輪に入らず、基本的に一人での活動となっている為、診断士同士の情報交換や、仲間の診断士から受ける刺激や励み、切磋琢磨が全くないことです。

 14期生として講義を受講していた時、複数の先生から「診断士仲間の輪を大切にし、大きくすること」と教えられていた通りなのです。

 15期生の方は、卒塾間近です。今後診断士として独立していく方、企業内診断士として活動される方、進路は色々だと思います。

 特に企業内診断士として活動される方は、意識しないと診断士協会の活動から距離が出来、診断士仲間の輪を大きくする機会がなかなか持てません。

 卒塾後も、積極的に診断士協会が企画する諸活動や、同好会・懇話会等へ参加し、自身のスキルを磨くと共に、診断士仲間のネットワーク充実を是非心がけて下さい。

 私も近々診断士仲間に接する会合等に参加することを再開したいと思います。15期の皆様とも今後接点が出てくることもあるかと思いますが、今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とある落語家と新人教育

2016-05-13 00:00:00 | OB生の近況報告・活動報告

13期生の西村です。

とあるテレビ番組で落語家の立川談春さんが
「ウチの家元は過激な発言やエピソードが出回っているんですけど、落語の修行に関しては非常に真面目だったんですよ」
というようなことを言っているのを聞きました。
家元とは、昭和を代表する落語家、立川談志師匠。
私も「なんとなく過激な人」というイメージはあるものの、全く落語には興味がなかったので知らない人でした。

そんなある日、立川談春さんの「赤めだか」という本に出会いました。
2008年の本ですし、2015年にドラマにもなったらしいので既にご存知の方もいるかもしれませんが、
落語家なのに修行と称して築地の場外市場の店で配達をしたとか、面白い弟子仲間や師匠連中の話などが書かれている本です。
この中で立川談志さんが17歳で弟子入りしてきた談春さんに落語を教える様子が描かれております。

少し引用します。(途中、略)

「これはオレの趣味だがお辞儀は丁寧にしろ。きちんと頭を下げろ。
次に扇子だが座布団の前に平行に置け。
お辞儀が終わったらしっかり正面を見据えろ。堂々と見ろ。
客席の最後列の真ん中の上、天井のあたりに目線を置け。
キョロキョロする必要はない。
マクラの間に左、右と見ていくためにはキャリアが必要なんだ。
お前はまだその必要はない。
大きな声で喋れ。加減がわからなければ怒鳴れ。
怒鳴ってもメロディが崩れないように話せれば立派なものだ。
そうなるまで稽古しろ。
俺が喋った通りに、そっくりそのまま覚えてこい。
物真似で構わん。」
(赤めだか P,72 立川談春著 扶桑社  ISBN978-4-594-07362-6)

私も現在勤務する会社では社歴が長い方なので、この時期は新人に仕事の説明をするという依頼を受けます。
そういった新人教育に対して、談志さんのこの言葉は非常に参考になると感じました。
私がどのような点で参考になると感じたかというと、

一般論なのか、自分の考えなのかはっきりさせる
「これはオレの趣味だが」と始めれば、聞いている新人は「一般論ではなく、この人の考えなのだな」
とわかり、他の人の考え方や一般知識との比較対象として扱えて、知識が定着しやすいと思います

指示が具体的
「扇子だが座布団の前に平行に置け」、「天井のあたりに目線を置け」「加減がわからなければ怒鳴れ」
「俺が喋った通りに、そっくりそのまま覚えてこい」
新人なら、まずは具体的に教えることが最初の段階では必要であり、こういわれれば新人も行動しやすいはずです

目指す場所と最初の目標を教える
「お前はまだその必要はない。」
まずはこれができるようになればよい、と教えられれば右も左もわからない新人の行動指針ができ、
できる人間を見たときに変な劣等感を抱かずにすみます。

真似することへの正当化
「物真似で構わん。」
新人が仕事をできるようになる近道は先輩や上司の「物真似」だと思います。
この物真似を教える先輩や上司が「物真似でいいからやってみろ」と言ってくれれば、
新人も行動を起こしやすいと思います。

このような点です。
翻って、自分の教え方はどうだったのか?
最初の目標を提示することはできていなかったし、具体的なシーンが想定できるアドバイスもどれだけできていたか怪しいものです。
これらの点を心がけて、今後の新人指導に当たりたいと感じました。


そしてまた、教える方が心しておかなければならない点についても考えさせられました。

「よく芸は盗むものだというが、あれは嘘だ。
盗む方にもキャリアが必要なんだ。
盗めるようになれば一人前だ。
教える方に論理がないからそういういい加減なことを言うんだ。」
(同上 P,71)

教える方には論理が必要だと言っています。
論理なく教える人を「いい加減」と断じています。
この一言だけでも立川談志師匠がただ過激なエピソードをもつ落語家ではない、ということが伝わってきます。

診断士として、新人教育を行う先輩社員として、教え方に論理を持つということが非常に重要であると心に刻み、これらの談志師匠の教えを今後の新人教育に役立てたいと思いました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メッセージは一つに絞る

2016-05-12 08:00:00 | OB生の近況報告・活動報告

堀江でございます。

本日のお題は、「メッセージを一つに絞る」です。プレゼンや、講義資料作成においてです。

私は社会に出て最初の数年間、来る日も来る日も上司が使うプレゼン(提案書)を作っていました。プレゼン作成を学ぶために、新人は全員2か月の研修プログラムにたたきこまれました。それくらいプレゼンを重視していました。

しつこく言われたのは「一ページ(スライド)には一メッセージだけ」ということ。何を伝えたいか、一つだけを選び、そのページの中で説明する。最初のうちは毎回、「このページのメッセージは何?」と確認を求められました。

メッセージをサポートする根拠はいくつかあってもいいが、情報を盛り込み過ぎない。調べれば調べるほど、伝えたい情報が増えていきます。もちろんそれらの情報にも価値がありますが、それを全て書き加えていくと、ぶくぶくとメタボになり、混み合った伝わらないプレゼンになります。

明快な一メッセージであれば説得力が増し相手は提言を理解しやすくなり、議論においては論点が明確になり効率的な討論を短時間で行うことが可能になります。

この一年間、ブログリレーでも「一メッセージ」を守り、毎回何を伝えたいか意識して書いてきました。

はい、今回は、「伝えたければ、メッセージは一つに絞ろう」です。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする