蛭川(16期予定)です。
皆さん、通称エアクロ、「エアークローゼット」ってご存知ですか。
株式会社エアークローゼットが運営する、女性向け月額・会員制のファッション
レンタルサービスで、今かなり話題を集めています。
https://www.air-closet.com/
会員になると、自分のサイズや好きなファッションタイプをサイトに登録し、
それにあわせて、ボックスに入った服が送られてくるようです。
ボックスの中には、トップス・パンツ・スカート・ワンピースなどの3つの服
(アイテム)が入っていて
・返却期限がなく好きなだけ着ることができ
・クリーニングも不要
・送料も無料
返却するとまた次のボックスが送られてくる、という仕組みです。
服は好みに合わせてプロのスタイリストさんが選んでくれるので、ボックスを開ける
わくわく感も想像できますね。
会員の月額料金は、
・6,800円のライトプラン(月1回の交換)
・9,800円のレギュラープラン(交換は無制限)
気に入った服は購入もできるようです。
現状の主なターゲットは、洋服選びに時間が取れない、コンサバ系の20-30代の女性の
ようです。
会員数は、2015年2月のサービス開始から1年半で、およそ75,000人。
会員は無料会員と有料会員から構成され、有料会員になるための「ウェイティング会員」
が列をなす程の人気ぶりです。(有料会員数は非公開。)
株主は、ジャフコ、寺田倉庫、中園ホールディングス(クリーニング最大手ホワイト急便)
やセゾン・ベンチャーズで、今年新たに10億円弱の資金調達をしたようです。
2020年までに、17万人の会員(有料会員)を目指しているようで、今後はアクセサリー・小物
などの周辺アイテム拡充、男性、子供、マタニティ、シニア層へサービス展開、海外展開も
視野に入れているようです。すごいですね。
今後の課題として、以下のようなものがあるようです。
仮に17万人の会員がいるとします。
1回3着発送するので、1回あたり51万着(17万人×3着)必要。
また月3回の交換を想定すると、毎月153万着の在庫が「最低」必要。
季節に応じた服も必要だし、在庫の中からスタイリストが選ぶ、ということになる
ので、更に大量の在庫が必要になる、と。
順番待ちのウェイティング会員は服の在庫が増えるたび、有料会員になっていくよう
です。
エアクロのビジネスは「会員制ビジネス」ですが、ITの進歩があってこそ、成り立つ
ビジネスでもあると思います。有料会員の更なる増加に対応するには、ITの更なる
進歩と活用が必要になるのでしょう。
現在は意思決定ソリューションの一つとして、Domo社のプラットフォームを利用している
ようですね。
https://web-assets.domo.com/blog/wp-content/uploads/sites/2/2015/11/1511_Domo_airCloset.pdf
男性用のサービスが提供されたら利用してみたいと思います。どんなサービスが出て
くるか楽しみです^^。