東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

IoTやっています

2017-05-26 05:00:00 | 16期生のブログリレー

こんにちは!16期の中嶋です。
今回は、私の今の仕事であるIoTについてお話します。

 私のキャリアのスタートは某電機メーカーの研究所から始まりました。電子機器のプリント基板製造の研究、そして研究に関連する国内外の生産ラインの立ち上げや改善、調査を行ってきました。さらには、はんだ付け技能スクールの運営を10年ほど行った経験があります(今でも先生の資格は持っています)。

 その後、もう少し広く生産技術全般の視点で、IEを中心とした生産ラインの調査や改善を国内外で行うようになり、これまたIEの全社教育の講師と事務局を行うことになりました。

 見てきたモノは、半導体レベルの小さなモノから、プラントのような大きなモノまで。1日に何千何万と作る超量産品から、リードタイムが年オーダーのインデント品まで。この世のモノづくりの全てではありませんが、幅広く貴重なモノづくりに関係する経験をさせて貰えてました。

 そんな私の今の仕事は、製造系IoTソリューションの企画や導入のコンサルティングです。

 IoTという言葉を見聞きしたことが有る方は、稼プロ!ブログ読者にも多いと思います。Internet of Thingsの略で、あらゆるものをインターネットにつなげて、モノに関わる情報を把握し、管理したり予測したりする技術もしくは考え方です。
 製造系IoTソリューションとは、モノ=生産に関連する情報を取り出して管理できるようにした仕組み、というものだと考えてください。例えば、樹脂成形金型で部品を作る時に、樹脂の温度や樹脂を金型に流す速さなどを、部品一つ一つで測定し管理するような仕組みです。

 この考え方はかなり昔からありました。私自身も20年ぐらい前に装置からデータを取り出してグラフ化したり、基準値を超えた時にアラームメールを作業者に配信する仕組みを作ったことがあります。
 最近、センサーの高度化や小型化、無線LAN技術、インターネットの高速化などから、急速にIoTが発達してきたように思います。
 難しいのは、人間の動きに関わる情報の取得方法です。特に人間系作業が中心となる、労働集約型の生産現場には、IoTへの注目度は高いものの技術的なハードルが高いのが現状です。それでも、画像認識技術やAR(Augmented Reality:拡張現実)技術を使った、「人の動きをとらえる」「人の作業を助ける」手法が最近出始めています。ゲームの世界では、画像認識がセンサーで人の動きをとらえるモーションキャプチャーで、ARがポケモンGOなどで実用化されていますね。

 製造系IoTは、プロダクトライフサイクル曲線で言うならば「導入期から成長期に差し掛かっているところ」であり、導入には費用も高く「これからの世界」です。どちらかと言うと未だ大企業向けです。しかし、いずれ中小企業へも導入が進む技術であると思っており、業界の動向を注視しています。

 実は8月頃に、現所属企業グループ全体に向けた製造系IoTソリューションのプレゼンテーションを行うことになりました。この世界はIT屋さんがほとんどなので、私のような経歴を持つ者がIoTを語るのは珍しいと思います。稼プロ!で学んだ手法を駆使し、ユーザ視点の魅力的なプレゼンテーションを行おうと、現在準備中です。
 モノづくりに関連する私のキャリアがもう一つ増えたことに人生の面白さを感じています。

ーーー
 16期が終わりに近づいてきました。
 色々と思うところがありますが、最後は16期生名物の発声練習大会で締めたいなと思う、今日この頃です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨今の少年野球事情

2017-05-25 06:00:00 | 16期生のブログリレー

皆さん、どうもお疲れ様です。塚本洋美です。 

この16期生のブログリレーも残すところ、あと2回となりましたので、今日は好きな野球の話を書いてみたいと思います。 

5月のGW期間中に、息子のお世話になった少年野球チームの監督に、久々にお会いしました。この春、子供が高校に進学したことを覚えていてくださり、自然と息子の話になりました。監督は当然、「野球部」に入部したものと思っていたようですが、選択した部活は、「水泳部」でした。野球にするか、水泳にするか迷っていたようですが、最終的には、小学校低学年まで通っていた水泳を選びました。 

その選択については、現在の私の状況が大きく関係しております。1つ目は、用具代・遠征費・食事代など、他の部活と比べてかなりお金がかかるので、独立を目指している私に気を使ったものと思います。2つ目は当番制に対する我が家の対応能力の問題です。特に休日には練習試合が組まれ、父兄が協力しあって、当番制により裏方を担当することになっております。これに対応できないと判断したわけです。倅は何も言いませんでしたが、この2つの理由から野球をやめて水泳を選択したものと考えます。

 私の本心を言いますと、やはり「野球部」に入って、春・夏・秋の都大会など、応援に行きたかったですね。他の父兄との野球談議もしてみたかったです。 

その後、現在の少年野球チームの話題になりました。私の息子の世代は、高学年で25名程度いたのですが、現在ではその半分以下で練習しているとのこと。3名休むと試合ができない人数まで減少してしまったようです。監督は、野球をする場所がなくなってきていることや他のスポーツを選ぶ少年が多いことなど、めずらしく嘆いておりました。子供と4年前までキャッチボールをしていた公園も、現在はできなくなっているようです。 

9月の合宿でも、言いましたように、私の人生最後の夢は「少年野球チームの監督」をすることです。今のような現状が続けば、私が監督を目指す頃には、野球少年がいなくなるかも知れません。実は、中小企業診断士としてのコンテンツ作りは中々進みませんが、少年野球のオリジナル練習メニューは、すでに50を超えております。 

別れ際、この監督は「もう一度、野球の魅力を取り戻したい」と言っておりました。私は、そのためには、野球にたずさわる人々が、このままではマイナースポーツになってしまうという強い危機感を持って、プレイヤーズファーストの精神で指導していくことが大切であろうと考えております。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経営コンサルタント養成塾、間もなく募集締め切りです!

2017-05-24 11:30:45 | 16期生のブログリレー

16期生蛭川です、こんにちは。

さて、業務連絡で恐縮ですが、「経営コンサルタント養成塾」の第二期が
いよいよ6/17(土)から開講となります。

定員は30名と比較的多めに設定していますので、まだ空きはありますが、
募集の締め切りが5月末と迫っていますので、入塾をご検討されている方は
お早めにどうぞお願いします。

年額25万円ですが、稼プロ!の卒塾生や同時受講性は20万円と、5万円の割引が
ききますので、ご参考にしてください。

中央支部のサイト
http://www.rmc-chuo.jp/course/no15_2.html


私は昨年、稼プロ!と経コン塾を同時受講しました。金額面や時間面で
大変かな、と思いましたが、それよりもダブル受講のメリットの方が
大きかったと感じています。

メリットその1
ダブル受講者が私の他にも2名いましたので、共鳴するところが多かった。
特にこの2名はお酒やカラオケが大好きで、当初お付き合いが大変
でしたが、一緒に過ごす時間が多い分、共鳴するところ(考え方や思い等)
が多かったです。
今では一生お付き合いできる同志ができた、と勝手に思っています。

メリットその2
基本スキルと実践スキルが相乗効果でストックできた。
稼プロ!での基本スキル(診る、書く、話す、聴く)に加え、経コン塾での
事業再生というかなりディープな分野の実践スキルが身につきました。
私はすでに事業再生コンサルタントとして活動していますので、なおさらでした。

メリットその3
事業展開の道筋が見えてきた。
企業内でも独立組でも思いは一緒。それは診断士として身を立てていく、
という強い想いがあるからこそ、皆が敏感にアンテナを張り巡らせているので、
この1年で今後の一筋が見えてきたように思います。(詳細は割愛しますが。。。)

メリットその4(二次的)
健康に関する知識がストックできた。
前述の通り、お酒を飲む機会が増えましたので、今まで以上に健康には敏感になり、
健康維持のための知識を積極的にストックし、実践することで、人間ドックでの数値
も問題なく、過ごせています。(前回、少し乳酸値が上がっていたが許容範囲か。。。)


以上となりますが、特に稼プロ!受講生(卒塾生)が、経コン塾を受講することには
大きな意義があるように思います^^。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モラトリアムおじさんって?

2017-05-23 08:23:50 | 講師亀田からのメッセージ

講師の亀田です。鯉沼さんが拙著『新シニア市場の攻略のカギはモラトリアムおじさんだ!』(ダイヤモンド社)を

熱心にご紹介いただいているので、私からも少し補足説明をしたいと思います。(鯉沼さん、ありがとうございます!!)

 

そもそも、モラトリアムおじさんとは、

・行動が慎重で控えめ。

・社会に取り残される不安が強く、人とつながりたいがどうしたらよいのか分からない

その名の通り、これからの人生をどう過ごしたらよいのかを模索している人々です。

 

そんな人々の、特に男性に注目したのはなぜか?

 

男性の場合は、今まで尽くしてきた仕事や築いてきた立場が『リタイア(定年)』により失われた瞬間に、

地域に友達はいない、これといって趣味もないことに気付き、

これからの有り余る時間を何に使ったらよいのか分からない、という人が多いのです。

 

一方で、女性の場合は、人生の端々においてライフステージの変化や

それに伴う人間関係やコミュニティーの変化に男性よりも比較的慣れています。

 

ですので、課題が多く、企業がマーケティングを通じてサポートを特にすべきは男性である、という結論になりました。

 

では、このモラトリアムおじさんを攻略するには、どうすれば良いのでしょうか?

それには6つのキーワードがありますが、本日はその内の3つの要点を簡単に紹介したいと思います。

 

①    再開/リベンジ

 

定年などで仕事から解放されても、すぐに切り替えられないのが「モラトリアムおじさん」です。

心のどこかに自分のやりたいことを抑制してきた感はあるものの、

仕事中心の生活が長過ぎて、何を我慢してきたのかすら、分からなくなっているのかもしれません。

 

昔流行した文化や音楽に基づき、もう一度やりたい(再開)、

あるいは昔できなかったことに再挑戦したい(リベンジ)という気持ちを思い起こさせるアプローチが考えられますね。

 

②    大義名分

 

「モラトリアムおじさん」は自ら積極的には動きませんが、他者からの働き掛けや動かざるを得ない理由

つまり、「大義名分」があれば動きます。重要なのは自分に対すると同時に、対外的な「言い訳」です。

「自分のためではなく他人や社会のためになる」「頼まれたから断れなくて」といった理由がつけられると、行動しやすくなります。

 

③ 新しいコミュニティー

 

「今までの自分を変えたい」と思っていて、新しいステージやコミュニティーを希求している「モラトリアムおじさん」。

誰かが参加するきっかけを与えてくれて、そこに自然に染めるような工夫や仕掛けがあれば、動き出してくれます。

 

 

以上となります。(残り3つは書籍でご確認ください!!)

 

 

中小企業診断士の方々はあまり、モラトリアムおじさんになる可能性は高くないと思っています。

勤務していた企業以外にも「診断士」というコミュニティーがあり、マスターコースや研究会を通じて、自分の存在価値を示し続けることができるからです。

 

その点では、このシニア研究を通じて、診断士取得することの意義やメリットを発見することができました。

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

補助金申請はゴールでなくスタートです!

2017-05-23 00:42:47 | 16期生のブログリレー

「稼プロ!」事務局の小林 隆です。

今回は、私たち中小企業診断士が補助金の申請業務を行う際に、意識しなくてはならない大切な事を考えてみたいと思います。

現在、私はクライアントのIT企業のクラウド・サービスを販売するため、「IT導入補助金」を活用した販売促進を行っています。

「IT導入補助金」は、ITツール(パッケージソフト、クラウド・サービス等)を中小企業・小規模事業者等が導入する際、経費の一部を補助することで、中小企業事業者等の生産性の向上を図ることを目的とした事業です。ITツール導入費用の2/3が補助されます。

通常、補助金というと利用する企業が国に事業計画を直接提出しますが、この「IT導入補助金」では、ITツールを導入する企業(補助事業者といいます)が生産性向上に関する計画を作成し、ITツールの販売者(ITベンダー又は導入支援事業者と呼びます)を通じて、国に提出することになっています。
計画の作成に当たっては、必要に応じITベンダー又は中小企業診断士等の専門家の支援を受けることとなており、当該費用も補助の対象となります。

私の役割は、ITツールを導入するユーザーの事業者(補助事業者)にヒアリングを行い、生産性の向上計画を作成することです。

書類のフォーマットは、補助事業者の強みと弱み、これまでの生産性向上の取り組みを整理し、これらの課題をいかに当該ITツールを用いてい解決しようとしているのかを記載する、という内容です。
本補助金においては、申請をWeb上の書式に入力するためか、通常の補助金と異なり、多くを書き込むよりも、解決のための項目を整理し簡潔に記載するものが中心になっています。

しかし、ヒアリングのために補助事業者の社長とお話をしていると、生産性の向上に直結する課題から、売上、資金繰り、利益管理、従業員の働き方(残業など)等、多くの課題が見えてきます。

私の直接のクライアントはITベンダーですから、提供しているクラウド・サービスが多く売れることが目的です。
しかし、ひとたびヒアリングを始めると、多くの経営課題がうかびあがってきて、その解決のアドバイスが時として必要になってきます。

実際、どの補助金の場合でも、補助金の計画作成の過程では、対象企業の多くの経営課題に触れることになります。
私たちは補助金の申請書類の作成支援として仕事を受けると、ついつい書類作成に没頭しがちですが、そもそも補助金申請は企業の課題解決、あるいは成長への起爆剤となる為のものであることを忘れてはなりません。

企業にとって、補助金の獲得は、ゴールではなくスタートです。その本質を忘れずに、業務に当たりたいものです。

ちなみに、補助金の申請支援業務は、私たち中小企業診断士にとっても、顧問契約のフロントエンドとなります。
その場合、ヒアリングの段階で、いかに課題を洗い出し、解決の方向性を頭出しできるかにかかっています。そして何より大切なのは、中小企業の社長や担当者と信頼関係を構築し、補助金の採択後も続けて共に課題解決の取り組みを行いたいと感じて頂くことです。

通常の補助金では、期限までに書く事に一生懸命になり、なかなか採択後のことまで頭が回らにこともありますが、その点「IT導入補助金」は、内容が簡素であるがゆえに、課題解決の話をしっかりとできるというメリットがあるように感じます。

現在の事案の結果はこれからですが、クライアント企業のITツールを売るための補助金に終わることなく、少しでも、中小企業の課題解決役に立つ仕事をして行きたいと考えています。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする