16期鯉沼です。こんばんは。
最後の講義が近づいてきました。思い起こせば去年の今頃は。。。。
なんて言おうと思っていましたら、今回を含めてあと3回ブログ投稿の機会をいただけることが判明しました。
ラッキーです。←重要
一年を振り返るにはまだ早いということで、普通に行きますね!
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先日、稼プロ特別講師でもおられる原 正紀先生が書かれた書籍『インタビューの教科書(同友館)』を読み、また同じテーマのセミナーに参加する機会がありました。
その内容は非常に実践的で、すべてが学びにつながるものでした。
みなさんとその「中身」を共有したい思いはあるのですが、ブログに適したボリュームにまとめるのは私の能力では困難なため、今回はその書籍と講義の「構成」から学んだことをお伝えします。
【書籍の構成から学んだこと】
上の写真にある裏表紙(帯)にも書かれておりますが、この書籍では以下のインタビューのプロセスに沿ってかなり実践的な内容が書かれています。
(それにしても装丁かっこいい)
(1)企画・アプローチ
(2)事前の準備
(3)インタビュー本番
(4)インタビュー場面
(5)インタビュー後
そして、
(6)インタビュアーにとって重要な付加価値
の中で、インタビューは聴いて書くことだけが目的ではなく、すばらしい人と出会うことができるかけがえの無いチャンスであるとして、その意義や価値についてまとめられています。
この(1)~(6)が章立てになっているのですが、私がすごいなぁと感嘆してしまったのは「目次」です。
章の下の節に相当するレベルが、ひとつひとつのインタビュー技術やノウハウになっています(章をまたいで1~57まで連番が振られています)。
そして、さらにその下の「見出し」を含めて目次に掲載されています。
この目次そのものが、書籍の要約としてしっかり「読める」のです。
通読した後は、目次を見ることで非常に効率よく振り返ることができます。
稼プロで学んだ「文章構成」「見出し小見出しの的確性」「論理性」などについて、「あー、こういうことか」と深く納得することができました。
具体的な中身を書けないのでもどかしいのですが、この『インタビューの教科書』はその名のとおりインタビューの教科書であると同時に、原先生の特別講義を含め稼プロの「書く」に関する講義で学んだことが形になった『執筆の教科書』なのだと思いました。
【セミナーの構成で気づいたこと】
原先生のプレゼンテーションでは、お話の要所で実際のインタビュー記事の事例が組み込まれていました。
稼プロ特別講義の際には、「印象に残ったインタビュー」としてファーストリテイリングの柳井さんのお話などがあげられていたと思います。
私も現業でお客様へのプレゼンテーションに事例を組み込むことはあります。
しかし、事例は事例としてまとめて章立てることがほとんどです。
原先生のセミナーにおける事例の組み入れ方は、書籍におけるコラムのように、流れからいったん外れ聞き手をリフレッシュさせる効果を与えつつも、今まさに説明しているインタビュー技術を現場で実践するときの難しさや、その対処方法を効果的に伝える方法として据えられていました。
事例の説明の仕方ひとつとっても、工夫されているのだなと感じました。
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大草講師の講義の際、他の方が書いた文章を読むことの大切さを伝えていただきました。
他の方が書かれた文章を読み、気づいた点を自分自身にも当てはめてみる、という意味や、良い面を学ぶということだと理解しています。
稼プロの講義を通じて得られた知識を使うと、優れた文章に出会ったときに、どこが優れているのかについて一歩進んで考えられるようになるのだとわかりました。
つまり、より深く、他の方の文章から学ぶことができるようになったということです。
あれ?いつの間にか振り返りになってる。
鯉沼