東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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片づけ!

2021-11-25 12:00:00 | 21期生のブログリレー

皆さんこんにちは。17期卒の渡邉です。

本日のテーマは「片づけ」です。
私は現在岡山県よろず支援拠点でコーディネーターとして週2日勤務しているのですが、
チーフから常に「診断士というだけでは何ができる人か分からないから何か特色を出せ」と言われます。


よろず支援拠点にも色々な人がいますが、私が他の人と違うのは、本業の会社が自動車メーカー関連の仕
事をしている事です。ただ、よろず支援拠点の相談者はほとんどが小規模事業者で、飲食や美容関係など
のサービス業の人が多いので、工場の話なんかをすることはほとんどありません。

そこで一つ考えたのが、「工場で浸透している5Sの考え方を応用して、店舗やデスクまわりの片付けをし
て業務の効率化を図ろう」というコンテンツです。社内やお客さんの工場を見ても、現場では色々な工夫
をしているので、その中から他の業種でも使えそうな物をピックアップして紹介ようと思ったのです。
(本日 11/25にはその内容でセミナーを行います。)

実際、自分自身のデスク回りも色々と工夫をしてみました。不要な物をどんどん処分して物の配置を工夫
するなどして中々楽しくもなっていたのですが、ただ「効率化、効率化」ばかり考えていると息苦しさを
感じるようにもなっていました。

そんな中で衝撃を受けたのが近藤麻理恵さん(通称こんまりさん)の本『Joy at Work』です。こんまりさ
んの考え方は簡単に言うと「自分がその物にときめくかどうかでとっておくかどうか決める。捨てる物を
選ぶのではなくとっておく物を選ぶ。」というようなものです。「要らないから捨てよう。なくても何と
かなるから捨てよう」とばかり考えていた私には目から鱗でした。

それからは効率化は考えつつも、どうやったら自分がデスクに向かうのが楽しくなるか、というのを考え
て、自分の好きな置物や植物を置いてみたり、無駄に高い文房具を買ってみたりしています。デスクが散
らかるのが嫌なので、書類の放置もしなくなりすぐに処理する癖がつきました。
常にどうしたらもっと良くなるのか考えるようになったので、今ではデスクに向かうのが楽しいです。

という事で、本日のまとめとしては「片づけ」をすると業務の効率が上がるとともに自分自身の気持ちも大きく変わるという事です。
もうすぐ年末ですので、皆さまも大掃除の時には、片付けをしながら「自分が楽しくなる職場づくり」をしてみてはいかがでしょうか?

 

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声の力 その3

2021-11-24 12:00:00 | 21期生のブログリレー

稼プロ!事務局の田本秀行です。

声の力シリーズ第3弾は、発声のポイントについてご紹介したいと思います。

ミニプレゼン、ナレーション、朗読を行い、先生にチェックしていただくと、やはり自分ではなかなか気づかない自分のクセを認識することができます。そしてそれを意識して練習を繰り返すと少しずつ無意識にできるようになってきます。その際、必ず自分の声を録画して、後で聞いて確認することをお勧めします。最初は恥ずかしくて聞いてられないのですが、繰り返すうちにだんだん慣れてきます。そこまで聞きこむと、実は人の発声の良しあしもなんとなく聞こえてくるようになります。そうなればしめたものです。

さて、発声のポイントです。

①口を大きく縦にあける

当たり前のように聞こえますが、この口を縦にあける、というのが実は力強い発声をするのにとても効果的なのです。口が開いていないと口先でしゃべりがちになります。すると腹呼吸による発音ではなく胸呼吸による発音になってしまい、弱弱しい細い声になり、それを補って大きな声を出すと、声がかすれてがなったような音になってしまいます。口を縦に空けると口の中に空間ができて口の奥の方で発声するようになります。すると腹呼吸と連動させて頭蓋骨から口の中全体にかけて共鳴させて太い力強い声になります。

 

②発声する前に口を開ける

ナレーションや朗読の文章の読みはじめに、声を出すと同時に口を開け始めてしまう、ということはよくあります。そうしますと、その最初の単語の発音が詰まってしまい、その後のリズムを崩してしまう、ということが起こります。最初の単語が詰まると聞き手にとっても聞き取りにくく、その文章全体を理解するのに時間がかかってしまうことになりかねません。ですので、最初に口をあけてから発声を開始するようにしましょう。

 

③文の最後を落とさない

最初は勢いよく話すのですが、文の最後のほうで急激にしりすぼみになって語尾は聞こえなくなってしまう、ということも良く起こります。そうしますと、相手に声が届かず手前に落ちてしまいます。文章最後の語尾をしっかりと発声しましょう。子音よりも母音を長めに発声するようにするときれいに聞こえるのでそういったことも意識するといいと思います。

 

ほんのさわり程度のご紹介でしたが、これまで紹介した姿勢、腹呼吸とともに事前に知識として持って、第5回講義「話す」に臨むと、とてもいろいろなことが腑に落ちてくると思います。ぜひ、楽しんでいただきたいです。

また、ののゆる体操とミニ朗読がセットになったボイトレ特別企画も12月スタートで案内いたしました。ご参加をお待ちしております。

 

 

 

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「管理会計のキホン」とは何か?

2021-11-23 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは! 21期生の新谷です。
今回は「管理会計のキホン」とは何か?について書いてみたいと思います。

私は社会人経験約30年のうち、その8割以上を管理会計業務を生業として
過ごしてきました。(これは私の一番最初のブログでも書きました)
財務会計と違い、管理会計は会社毎(大きい会社だと組織毎にも)違うことが
一般的で、100社あれば100とおりのやり方がある、と言っても過言では
ないものです。なので、自分が持っている知識や経験は一般的・基本的な
やり方や考え方と合っているのか??を確かめるため、そして稼プロ!の課題
である小論文を書くため、に「この1冊ですべてわかる 管理会計の基本」
(千賀秀信著、日本実業出版社)を読んでみました。

結論から言うと、「キホン」は一緒なんだ、ということがわかり安心しました。
「損益分岐点分析」や「原価管理」、「意思決定会計」といった「キホン」は
見せ方に違いはあってもやり方は一緒(当然ですよね)。「変動損益計算書」
も基本書に載るくらい一般的なことなんだ、と再認識できました。

固く言うと、会計とは”想い”などのように“そのまま”では貨幣価値が測れ
ないものを「目標値の設定や活動成果」として貨幣価値に換算して「金額」で
測定する「ツール」であると思います。そして、「ツール」なので、ある一定
のルールのもとにおいて使う人が使いやすく利用できればいいものであり、
それが一番重要な「管理会計のキホン」なのかな、とも思っています。
→自社の経営改善にとって一番重要なものは何か?、それをどう管理すれば
 いいのか?、などなど。

今回読んだ本の他にも「管理会計」に関する本やインターネット記事はたくさん
あります。「管理会計」を自身の強みにしていこうと考えている身としては、
たくさんの言葉や本に触れて自分の知識を強化していきたいと思います。
さぁ、次は何を読むべきなのか??

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インフレ

2021-11-22 12:00:00 | 21期生のブログリレー
 事務局の佐々木です。こんにちは。ガソリンの値上がりがニュースになってますね。170円近くまで上がり2014年以来の高水準だとか。景気への影響が懸念されています。値上がりといえば米国の10月の消費者物価指数は前年同月比6.2%も上がりました。こちらはなんと31年ぶりの伸びだそうです。
 
 米国の物価上昇の一番の要因はサプライチェーンの混乱と報じられています。アジアからの輸入のゲートウェイである西海岸では80隻近くの船が沖合に滞留し、入港に平均16.9日もかかっているようです。私の会社の業務でも西海岸向け出荷が多いので今年は本当に大変です。毎日のように出荷先の顧客と対策を話し合っています。
 輸入爆増の背景には、巣篭もり需要や政府からの給付金、手厚い失業手当や株高、サービス消費からモノ消費へのシフトなどがあるようです。物価の上昇が続いていますが、消費が衰える様子は見られません。今年のクリスマスショッピングは在庫がないリスクが高いので、プレゼントを早めに買うように呼び掛けられています。
 
 個人消費の増加に伴う物価上昇が続くなか、これまでFRBは「インフレは一時的(Transitory)」と言い続けていましたが、ここに来て短期的(short term)と表現を変えました。それでも長続きは考えておらず、来年夏には物流混乱が落ち着くことを想定に、利上げにも慎重な姿勢を維持しています。確かに長期的に見れば経済が成熟した先進国で、急速な個人消費の拡大が継続するというのは想像できないですね。
 一方、日本もコロナで給付金はありましたが、米国のような個人消費の持続的な拡大はなく、第3四半期のGDPはマイナスに転落しました。物価も10月の前年同月比は+0.1%であり、米国の+6.2%と比べて大きな差があります。この差の背景には政府支援のスケールの差もあると思いますが、国民性の差もあるのかなと感じています。給付金をもらってもパーっと使おうと思う人は、私の周りでは少数派のようです。私も米国に駐在していたときは、この時期のホリデーショッピングのムードにのせられて、ショッピングモールで買い物を楽しみました。けれども日本に戻った後は、バブル崩壊以降に身に染み込んだデフレ気質に戻り、買い物も控えめです。
 
 日本政府は19日の臨時閣議で過去最大の経済対策を決めました。「成長と分配の好循環」の方針に基づき分配を重視した対策になっています。この分配が成長への好循環に繋がっていくか!?経済成長には適度なインフレが必要ですが、分配に加えて気持ちを盛り上げるような後押しが必要な気がします。皆さんはどのように思いますか?
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変わることの重要性

2021-11-21 12:00:00 | 21期生のブログリレー

13期の西村です。
私はお正月の1/2、3に行われる箱根駅伝を毎年楽しみにしております。
段々年末に近づくにつれそわそわしだし、今年はどんな展開になるのか楽しみでしょうがありません。

各大学特色があり毎年目が離せませんが、ここ数年特に注目している大学が駒澤大学です。
「平成の常勝軍団」と言われた駒澤大学も2014年以降は低迷期に入っていましたが、昨年の箱根駅伝では最終10区で3分19秒をひっくり返しての逆転優勝、今年の全日本大学駅伝でも二位との差8秒での優勝と非常に面白いレースを展開する強豪校です。

その駒澤大学を率いているのが名将・大八木弘明監督です。
大八木監督と言えば、箱根駅伝の最中も「男だろ!!」といった掛け声で選手を鼓舞する姿が印象的ですが、その指導姿勢には企業人としても非常に学べる点があると感じております。
私が感じる素晴らしい点をいくつか紹介したいと思います。

■自らの姿勢を変える
現在63歳となる大八木監督、「古い指導者」という印象もあるかもしれませんが、最近の学生への指導スタイルを昔とは変えるという柔軟な姿勢を持っている方だそうです。
昔は一言二言選手に指示すれば選手も指示に従っていたけど今はそうはいかない、昔は強い口調の指導も「なにくそ」と向かってくる選手が多かったが今はあまり強い口調でいうとへこんで元気がなくなってしまう選手も多いとのことです。
そのことに気が付いた時期がチームが低迷期に入った時期と重なっており、「昔と同じような接し方では通用しないな」と自分を顧みたそうです。
そこからは自分の姿勢を変えて、「なぜこの練習が必要なのか?」「なぜ叱っているのか」を細かく選手に説明する、そういった指導スタイルを変えたそうです。
名将として名高い大八木監督も低迷期になり、どうすればいいかを考えた時に「自分が変わる」という選択肢を選んで実行できる、という点が素晴らしいと感じました。

■自ら動く
近年の朝練の走り込みでは監督自らが自転車で選手に伴走するようにしたそうです。
箱根駅伝のランナーは約20㎞/hで走ります。
朝練なのでそこまで速いスピードでは走らないかもしれませんが、それでも自転車でついていくのはなかなか大変だと思います。
それまでは指示を出して走りに行かせ、グラウンドで待っているというような練習風景だったそうですが、伴走することで選手がどのくらいの疲労感を持っているとか観察でき、より選手のことがわかるようになったそうです。
また、何より自らの「本気」を見せて伝えることで選手とのコミュニケーションを深く取れるそうです。
自分の姿勢を変えて、更に自ら行動を変えることはなかなかできることではないと感心します。

■自ら説明する
大八木監督の箱根駅伝出場選手の選び方にも特徴があります。
同じ実力の4年生・3年生・2年生がいたら、上級生から外していくそうです。
これは今年だけでなく、来年以降を見据えた際に、若い選手に経験を積ませ、来年以降に活かせるようにしたいという意図からだとのことです。
その出場選手から外す決断は苦渋の決断だと思いますが、その際には選手一人ひとりに個別で説明するそうです。
その説明も、往路は〇時間〇分、復路は△時間△分、総合□時間□分を目指すといった全体像を説明し、選んだ10人のタイムや監督の考えるレースプランを説明するそうです。
ここまで説明責任を果たす監督の姿勢には企業人としても見習う点があると思いました。

このように結果が思うように出ないときには自らの姿勢を変え、行動を変え、説明責任を果たしてチームを一丸にしていくといった動きは、企業人でもなかなかやれている気になってやれていない点なのではないかと思います。
名将と呼ばれる監督はここまで徹底してやるんだ、と感心しつつ、自らも歳を重ねていっても変化に対応できる人間でありたいと感じました。


ちなみに私が箱根駅伝を好きになったきっかけはよく覚えておりませんが、毎年田舎の母が正月2日・3日はテレビを占拠して箱根駅伝を見ておりました。
正直あまり興味がなかったころは「正月から学生が東京から箱根の間を走って何が面白いんだ?」と思っておりました。
そのような私に母は「年をとってくれば箱根駅伝の面白さがわかってくる」と言っておりました。
さて、近年箱根駅伝にハマりまくっている私ですが、やはり歳をとったってことなんでしょうかね・・・www

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