読者の皆様、こんにちは。
22期の柴山宗馬です。
クリスマスとお正月の商戦が熱くなる一方、
昼間でも冷え込む日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は前回投稿(仮説の引き出しは「中範囲」で増やしたい:2022/12/4投稿)で整理した内容を踏まえ、自分に合う大理論としてBABOK®(A Guide to the Business Analysis Body of Knowledge)が使えないか? と思い至り、BABOKガイドV3.0の日本語版を買って読み始めています。
BABOKガイドには、BA(ビジネスアナリシス)として定義される、「ニーズを定義し、ステークホルダーに価値を提供するソリューションを推奨することにより、エンタープライズにチェンジを引き起こすことを可能にする専門活動」に必要な知識、技法が一覧化されています。
ざっと記載内容の雰囲気を確認しましたが
実践的なHow-Toのガイドというよりは、どういうときに何を使えばよいかのWhy-Whatの体系になっていました。
例えば、「根本原因を分析する技法にはフィッシュボーンチャートやなぜなぜ分析の技法があり、それぞれ長所短所は…(数行の記載)…です」といった具合です。
国語辞典を暗記しても文章がうまくなるとは限らないように
どんなものがあるかは載っているが、それを実践的に使いこなすには
① 詳細なお作法:例えばフィッシュボーンチャートなら、チームで描くために背骨、大骨、小骨、孫骨はどのような粒度で洗い出せばよいか?のポイント
② 適用対象分野の知識:1次知識や経験で蓄積した知識を応用する世界。例えば生産管理。
それぞれを通して何段階か具体化する(=中範囲に落とし込む)必要がある印象です。
もちろん、BABOKが物足りないということではありません。
雑多にネット検索して拾い集めるよりも、とっかかりとしては遥かに扱いやすい印象です。
現時点では、自分の知識がBABOKだとどこに使えるのか?
「ハッシュタグを付ける」ように整理できないか? 探っていくのがよい使い方ではないかと思っています。
そのためにも、ある程度BABOKガイドの把握自体が必要ですが、
500頁弱の辞書もどきをがむしゃらに読み込む真似はせず
日々の中で都度BABOKガイドをリファレンスしつつ
時折全体像をビジュアルシンキング(2022/8/22投稿)を取り入れて可視化していきたいですね。