ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / Little Feat

2016年07月13日 | クラシック・ロック

Original Album Series / Little Feat (2010)

リトル・フィート(Little Feat)の初期5枚のオリジナル・アルバムを紙ジャケで簡易ボックスに入れた廉価盤「Original Album Series」。リトル・フィートのアルバムと言えばネオン・パークス(Neon Parks)による一連のシュールなイラストのアルバム・ジャケットで有名。自分もこれらアルバム・ジャケットはよく目にしていたが、音楽自体はほとんど聴いた事がなかった。もちろんグループについての情報もあまり知らず、ザッパ一派に属していたという出自も最近になり知ったくらい(バンド名もずっと「Little Feet<小さな足>」だと思っていた・恥)。ただ小学生の頃に聴いていたサザンオールスターズ(「いとしのフィート」という曲がある)や、細野晴臣をはじめとするYMO関連の音楽から、彼らの影響を伺い知ることが出来ていたので(彼らははっぴいえんどや矢野顕子のアルバムにも参加している)、いずれは、と思っていて齢を重ねてしまっていた。

ファースト・アルバムから聴き始める。ニュー・オリンズに代表されるような米国南部特有のリズムを感じさせ、すぐにミーターズ(The Meters)、ドクター・ジョン(Dr. John)、レオン・ラッセル(Leon Russell)などが想起される雰囲気。ヴォーカルのローウェル・ジョージ(Lowell George)の声質も、けだるい歌い方も、アクこそ強くないがドクター・ジョンとよく似ている。アルバム・ジャケットからこういうタイプの音楽は連想されなかったので、喰わず嫌いだったがもっと早く手をつけるべきだったなァと後悔。ブルース・カヴァーでは迫力こそ及ばないものの、ハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)をしっかり真似ていて微笑ましい。スライド・ギターが効果的。

プロデュースはラス・タイトルマン(Russ Titelman)、テッド・テンプルマン(Ted Templeman)らが手掛けていて、3枚目以降はローウェル・ジョージ自身。聴き続けていくとだんだんと洗練されていくのが分かるが、曲の展開も複雑で、これっというような分かりやすい曲が少ないので、あくまでもアルバム全体で味わうという感じ。どのアルバムも収録時間こそ短いが、濃密でいて気だるく、素晴らしい。噛めば噛むほど味が出てくる。ただ後追いの宿命で、アルバム毎のイメージが重なってしまうので、聴いていてどのアルバムと特定出来ないくらいなのが悲しい。

オークションにて購入(¥1,380)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc : 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label : Warner Music
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