Fulfillingness' First Finale / Stevie Wonder (1974)
スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の充実しまくった70年代の名作群のうちの1枚。リリースの時系列的には「Talking Book」(1972) - 「Innnervisions」(1973) -「Fulfillingness' First Finale」(本作・1974) - 「Songs In The Key of Life」(1976) という流れ。すごい。どれも超の付く名作揃い。もちろん自分は後追いで聴いているので意識の中で順番はバラバラ。ちゃんと時系列で聴いていたらどう感じたか、自分でも興味深い。当時の日本での評価はどうだったのかな?
グッと落ち着いたスロー~ミドルテンポな曲が多いこのアルバム。オープニングからしっとりとしたメロウな雰囲気が続く。曲の内容も、社会性を表に出した曲はあれど、全体的に受けるイメージはそちらよりも「人」への方向性が強い感じがする(ただし言葉の壁は大きい…)。4「Boogie On Reggae Woman」と、6「You Haven't Done Nothin'」などは曲の質感が異なり、前2作で見せたフェンダー・ローズとモーグ・シンセサイザーを駆使したファンクネスが前面に。やっぱり個人的にはこういう音が好き。一気に気分が上がる。それでも前作までと比べるとヴォーカルが抑え気味なこともあって、やはり全体的に大人しい感じがしないでもない。
70年代初めからスティーヴィーと関わり、当時「Lovin' You 」をヒットさせていたミニー・リパートン(Minnie Riperton)やジャクソン5(The Jackson 5)がコーラスで参加している。
オークションにて購入(¥496)
- CD (2000/3/21)
- Disc : 1
- Format: CD, Original recording remastered, Import
- Label : Motown