昼過ぎまでの仕事を済ませ、その後は休みをもらっていたので大垣まで行き、目当ての店にまた振られて岐阜駅まで舞い戻る。久しぶりに「水谷」(創業昭和29年・1954)を覗いてみようと店の前の通りを歩く。やってるやってる、路上でビール・ケースの簡易テーブルを囲んでやってらっしゃる。最近でこそ岐阜でも昼飲み出来る店は増えたが、以前はこちらが孤高の店だった(食堂除く)。暖簾をくぐると、かろうじて中の席は空いていたので、店の奥のおでん鍋の前に座る。この時すでに(まだ?)6時近く。相変わらずの人気とみえて、焼物はほとんど残っておらず、おでんのタネも随分と捌けたようで鍋の中を悠々と泳いでいる(ちなみにココは午後2時開店です)。とりあえず酒(冷や=常温)と「どて(どて煮)」それに「とん焼」を注文。ご高齢の女将さんも相変わらず元気そうに立ち働いている。
お姉さんから渡してもらった酒で口を濡らしてから、串をいただく。とん焼の歯応えがすごい。この日のどての味噌は少し酸味が強く出ていたかな。何か追加をしようとお姉さんに訊くと、もう「きも焼」だの「しんぞう」だのという部位の串はほとんど無いとのことだった。早いナー…。唯残っていた「ぽんじり」を塩で焼いてもらう。こちらもかっちりとした歯応えで旨い。噛みしめた時の脂を酒で洗い流す。ただもう目の前のおでんは食べる気にならなかったので、早々と勘定をしてもらった。せっかく座れてもこれじゃなァ…。早いと混むし、遅いと何も無い。人気の店は難しい。(勘定は¥800程)
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水谷本店
岐阜県岐阜市長住町4-2
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