池下駅の北にある洋食レストラン「グリル・プランセス」。創業は昭和39年(1964)とのこと。店は銀行も入るビルの地下にあり、階段を降りるとタイムカプセルのように閉じ込められた「昭和」の雰囲気が広がる。赤い絨毯、濃色の壁紙、たくさん飾られた絵画など、むかし家族で食べに行く”ごちそう”の店はまさにこんな店だったナ。まだ昼の口開けの時間とあって先客は数名。案内された席に座ると、名物主人が注文を取りに来て下さった。ご高齢だがムキムキの体(その筋では有名だそうで)に、赤いジーンズに赤いシューズ(笑)。そのど派手な出で立ちと、高齢とは思えない姿勢の良さがかっこいい。注文したのはこちらの名物と言われるハンバーグ、という事で「ハンバーグランチ」。
まずはサラダが運ばれ、オリジナルのドレッシングをかけていただく。そして熱々の鉄板の上にのったハンバーグがジューッと音を立てて登場。つけ合わせはケチャップ味のスパゲッティー、フライドポテト、そしてかぼちゃの天ぷら。ハンバーグはナイフを入れなくてもいいくらい柔らかで、いま手で捏ねたばかりといった感じの柔かい食感。上にかかったマイルドなデミグラス・ソースをたっぷりつけて熱々をいただく。旨い。この味はずっと昔のままだそうだ。平皿に盛られたライスと交互に、あっという間に平らげた。食後にはコーヒーがつく。ちなみに主人に腕相撲で勝つとハンバーグランチは無料だそうです(笑)。次は「的矢かきフライランチ」か、ランチでも車海老を使うという「エビフライランチ」か、どちらにしようかな。(勘定は¥918)
↑ 城山八幡宮の境内に立てられた「愛知学院大学大学院歯学部研究棟(旧・昭和塾堂)」(昭和4年・1929・建造)。愛知県が青年教育・社会教育の施設として建立。
↑ 戦中は軍部にも利用された建物。RC構造で塔部は4階、地下1階。建物自体が丘の上に建っているから、塔の上はかなり見晴らしがいいだろうな。登ってみたいものだ。
↑ 裏手にまわると建物へのアプローチもなかなか凝った造り。木々の中には当時のものと思われる煉瓦積みの基礎部分が残っていた(写真上右)。
↑ 裏手に建つのは木造の武道場「養心殿(旧・昭和塾堂付属体育館)」(昭和6年・1931・建造)。今も現役で使われているのが素晴らしい。
愛知県名古屋市千種区高見2-13-14 堀清ビル B1F
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