ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ふくろう @名古屋市北区・上飯田

2016年10月08日 | 名古屋(東区・北区)

北区の上飯田駅から西へ行った所にある、現在名古屋屈指の人気ラーメン屋「からみそラーメン・ふくろう」。いつ前を通っても店の前の歩道に行列が出来ていて、それが広くない通り沿いで、車からも丸見えだから並ぶのはなんだかみっともないし、最近は並んでまでラーメンを食べなくなったので見送っていた。たまたま店の前を通ったら珍しく行列が無い。実は昼どきは過ぎていて全然お腹は減っていなかったのだが、その珍しい光景に、つい車を停めてしまった(苦笑)。

それでも数分待ったが、すぐに呼ばれて中へ。券売機が置いてあり、そこで店名にもなっている「からみそラーメン」の券を買う。店の中はカウンター席が9席のみで、こじんまりとしたスペース。中にも待ち席があり、ここからもう少し待つことになる。これだけ小さい店なら外にも並ぶわな。回転はゆっくりめで、まだ席に着いた客の半分は提供されていない。見ていると2人で3杯のラーメンを注文してゆっくり食べている〇鹿者も居る(しかも結局少し残した…)。昔は平気だったが、最近の自分にとっては長い時間待って、やっと席へ。こちらのラーメンは、主人が修行した山形県の人気店「龍上海」(未訪)の「赤湯からみそラーメン」なのだとか。確かに見た目もそっくりそのままだ。調理はとても丁寧で、きっちり4杯(あるいは5杯)づつ作っている。

しばらくして「お待たせしました」と、やっと丼ぶりが置かれた。しっかりと油膜が張ったスープの水面には、チャーシュー、メンマ、ナルト、そして青海苔が振りかけられている。真ん中には赤い辛味噌がのっていて、見た目のバランスもバッチリ。スープは味噌のコクも含めて旨味がかなり強い。粕が入ったような風味が感じられる味噌(麹味噌かな)の味。この地方ではあまり味わった覚えのない味噌ラーメンだ。麺は平打ちの縮れ麺で、しっかりとスープと絡んで旨味を吸い上げる。辛味噌を少しづつ溶かしていくと、風味も変わり、ピリッとした辛味が甘さも感じられる味噌のスープを引き締めている。さすがに完成度が高く、旨かった。並びが無かったらまた寄ってみよう。(勘定は¥780)

 


 

↓ 店のすぐ近くの住宅街の細い路地にある「河野家住宅」(昭和7年・1932・建造)。路地が狭くて写真が撮り辛いが、大屋根が”むくり屋根”になっている。名古屋市の登録地域建造物資産。

 

 


 

からみそラーメン ふくろう

愛知県名古屋市北区辻町2-32

 

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コメント (2)
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