ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

熱田神宮会館 @名古屋市熱田区・神宮前

2016年10月24日 | 名古屋(熱田区・中川区)

 

今回はちょっと特殊な場所。近親者の結婚式が熱田神宮の「熱田神宮会館」であったため、朝から熱田神宮目指して家族で車を走らせる。この会館は50周年だそうだから、昭和41年(1966)の創業か。こちらでの結婚式は初めてなので場所の勝手がよく分からない。案内の通り駐車場へ向かうが入口に「進入禁止」とあり、結局ウロウロして一般駐車場へ。いやこんなはずはないと、もう一度係員に尋ねると、「一般参拝者は進入禁止」とのことだった。そりゃそうだ。集合時間も迫っていたので「しっかり誘導してよー」と大焦り。建物に入っても広くて経路が分からないのでバタバタ。新郎新婦や親戚に挨拶は済ませたが、荷物を預けようとフロントに行っている間に、列席者はすでに境内の式場へ出発。あやうく行列(参進と言うのだそうだ)に置いていかれるところだった。後が詰まっているのだろうタイトなスケジュールだ。それにしても本宮横の長床で行われる「大前挙式」は、一般参拝者の面前を練り歩き、観光客を含む見ず知らずの人達に遠巻きに囲まれながらの挙式でなかなか面白い。雅楽と共に巫女が優雅に舞い、歴史ある厳かな雰囲気がとても素晴らしい式だった。

場所が披露宴会場に移る。外の喧騒から離れて落ち着いた雰囲気の会場は、窓から名古屋最古という楠の巨木(写真下左)が見えるなど、さすがの風格。でもまあ、こういう宴席は何かとバタついて食べた気がしないもの。料理は和洋折衷。隣合った久しぶりに会う親類らや、勝手が分からず緊張している様子のうちの子供らとお喋りをしながら、新しい門出を迎えている2人を見守った。もうそういう時代でもないだろうと、立って別のテーブルに酌に廻るのも止めておいた(昔はそういう知らないオッサンがよく廻ってきたよなァ…)。余興として鏡割りもあり、「松竹梅」の樽酒(写真下右)がふるまわれる。口が卑しいのでもちろん沢山いただいた(笑)。会場でも流された宇崎竜童の例の音痴が耳から離れない(←この地方の人にだけ分かると思います)。

 

何を食べたかはあまり覚えていないが、こういう席ではどれだけ呑んでも、なぜかほとんど酔わない(その分あとから疲れがどっと出るんだけど)。昔はこういう席だと酔いつぶれてしまった面倒なオジサンの1人や2人必ず居たもんだけれど、最近はそういう人もあまり見かけなくなった。それにみんなあまり酒を呑まないなァ。全ての予定が無事終了し、帰りかけていると新郎から「〇ちゃん、これ持っていって」と1升瓶を沢山渡される。鏡割りをした後の樽酒は瓶に詰めて参列者に持って帰ってもらうそうだが、日本酒を喜んで持って帰る人はあまり多くないそうで、お鉢が回ってきたのだ。たぶん自分は冷静を保ちつつ破顔していたに違いない…(笑)。お2人とも、末永くお幸せに。 

熱田神宮会館

愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1

 

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