You Had It Coming / Jeff Beck (2001)
「少し前のジェフ・ベックも聴いてみよう」第3弾。2001年発売の「You Had It Coming」。そもそもジェフ・ベック(Jeff Beck)を聴き直そうと思ったきっかけがこのアルバム収録の「Rollin' And Tumblin'」。もちろんマディ・ウォータース(Muddy Waters)で有名なブルーズ・クラシック曲。換骨奪胎とまではいかないが、ジェフの硬質なギター音を前面に出しつつも、原始的なドラム音が面白いアレンジ。しかも女性ヴォーカル(Imogen Heap)っていうのが新鮮だった。でもこのアレンジだとリトル・ウォルター(Little Walter)のヴァージョンを参考にしているのかもしれないナ。
アルバムはアニメのテーマ曲みたいな1「Earthshake」から始まり、前作同様ドラムンベース(←こう言ってしまうと何だか軽薄だが)を基調としている。1枚で終わらずこれだけテクノっぽい音に舵を切ったんだから、当時のジェフはかなりこちら方面の音にご執心だったんだろう。9「Blackbird」のようにちょっと陳腐で、今ひとつ何がしたかったか分からない曲もあるにはあるのだが、前作よりもアルバムとしてのまとまりも良い。楽しめた。
中古店にて購入(¥250)
- CD (2000/11/15)
- Disc : 1
- Label : エピックレコードジャパン