昨年夏から改修工事をしていた岐阜市神田町の「岐阜商工会議所」がこの秋に完成し、付属のレストランもリニューアルされた。このレストラン「オリビエ」、実は「岐阜グランドホテル」の直営。ずっとそうだったのか途中からそうなったのかは知らないが、岐阜商工会議所のレストランは歴史が長く、ここで料理の修行をした方も多いと聞く(「魚半食堂」の初代もここのコック長だったとか)。建物に入ると1階にレストランがある。実務中心の建物なのでレストランも素っ気ない内装。イーゼルで表示してあるが、こちら毎日日替わりのランチがあり、肉と魚から選べるようになっている。中に入るとテーブル席が並んでいて、給仕の女性は4~5人も居る。こういう場所なので調理は若い人とかに任せているのかなと思いきや、年輩のコックもちゃんと居る様子(調理場は見えない)。この日の肉料理は「テンダーロインステーキ・フォンドボーソース」。魚料理が何だったか忘れたが「ステーキ」を注文。ご飯かパンを選べたのでご飯でお願いした。
まずはスープから運ばれる。ブロッコリーの入ったクリームスープ。そしてサラダはトマト、きゅうり、レタス、そしてポテサラ。コースのように順次出てくるとはいっても、そこはこういう簡易レストラン、スープを飲み終わっていなくてもメインは配膳される。ステーキの焼き加減はレア。ソースは濃いめの味付けで塩もやや強めだが、旨い。付け合わせにはポテトフライ、茹で野菜にキノコのクリームソース和え。さすが野菜のカットがホテル・クオリティー。デザートは小さめのカラメルプリン。とろっとした食感でなかなかいい。こちら、コーヒーなどの飲みものはセルフになっているようで、何も説明がなかったので分からなかった。カトラリーは籠に入ったままだし、お手拭きは紙製、給仕も先述の通りなので満点ではないが、なにしろ価格が驚きの安さ。文句があろうはずもない。(勘定は¥880)
勘定をしてもらう際に、岐阜グランドホテルで発売されて売り切れてしまうほどの人気があるという「特製あんパン」が置いてあったのでつい購入。手にずしりとくるほどの粒あんが薄皮のパンの中に入っている。バランスこそ悪いものの、あんの甘さがちょうど良く、食べ切れまいと思っていたのに次へ次へと口に運んで帰りの車の中で食べ切ってしまった。(勘定は¥210)
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岐阜商工会議所レストラン オリビエ
岐阜県岐阜市神田町2-2
( 岐阜 ぎふ 商工会議所 岐阜グランドホテル直営 コース料理 ランチ 日替わりランチ 喫茶 特製アンパン )