ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

オリビエ(岐阜商工会議所) @岐阜県岐阜市

2017年12月24日 | 岐阜県(岐阜)

昨年夏から改修工事をしていた岐阜市神田町の「岐阜商工会議所」がこの秋に完成し、付属のレストランもリニューアルされた。このレストラン「オリビエ」、実は「岐阜グランドホテル」の直営。ずっとそうだったのか途中からそうなったのかは知らないが、岐阜商工会議所のレストランは歴史が長く、ここで料理の修行をした方も多いと聞く(「魚半食堂」の初代もここのコック長だったとか)。建物に入ると1階にレストランがある。実務中心の建物なのでレストランも素っ気ない内装。イーゼルで表示してあるが、こちら毎日日替わりのランチがあり、肉と魚から選べるようになっている。中に入るとテーブル席が並んでいて、給仕の女性は4~5人も居る。こういう場所なので調理は若い人とかに任せているのかなと思いきや、年輩のコックもちゃんと居る様子(調理場は見えない)。この日の肉料理は「テンダーロインステーキ・フォンドボーソース」。魚料理が何だったか忘れたが「ステーキ」を注文。ご飯かパンを選べたのでご飯でお願いした。

まずはスープから運ばれる。ブロッコリーの入ったクリームスープ。そしてサラダはトマト、きゅうり、レタス、そしてポテサラ。コースのように順次出てくるとはいっても、そこはこういう簡易レストラン、スープを飲み終わっていなくてもメインは配膳される。ステーキの焼き加減はレア。ソースは濃いめの味付けで塩もやや強めだが、旨い。付け合わせにはポテトフライ、茹で野菜にキノコのクリームソース和え。さすが野菜のカットがホテル・クオリティー。デザートは小さめのカラメルプリン。とろっとした食感でなかなかいい。こちら、コーヒーなどの飲みものはセルフになっているようで、何も説明がなかったので分からなかった。カトラリーは籠に入ったままだし、お手拭きは紙製、給仕も先述の通りなので満点ではないが、なにしろ価格が驚きの安さ。文句があろうはずもない。(勘定は¥880)

勘定をしてもらう際に、岐阜グランドホテルで発売されて売り切れてしまうほどの人気があるという「特製あんパン」が置いてあったのでつい購入。手にずしりとくるほどの粒あんが薄皮のパンの中に入っている。バランスこそ悪いものの、あんの甘さがちょうど良く、食べ切れまいと思っていたのに次へ次へと口に運んで帰りの車の中で食べ切ってしまった。(勘定は¥210)

この後の記事はこちら (2

岐阜商工会議所レストラン オリビエ

岐阜県岐阜市神田町2-2

 

( 岐阜 ぎふ 商工会議所 岐阜グランドホテル直営 コース料理 ランチ 日替わりランチ 喫茶 特製アンパン )

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江戸YA @岐阜県羽島郡岐南町

2017年12月24日 | 岐阜県(岐阜)

夜は旨い酒と肴を出す居酒屋だが、昼に限ってつけ麺を出している岐南町の「江戸YA」へ久しぶりの訪問。以前はよくランチに来て、こだわりの素材を使った他に無いつけ麺を食べたものだったが、最近はとんとご無沙汰。食べると重いつけ麺を敬遠する嫁も、ここのつけ麺は気に入っている。昼は平日のみ正午からなので、開店10分過ぎぐらいに着いたものの、店に入るとすでにテーブル席は女性グループばかりが何組か入っている。以前は知る人ぞ知るという感じで、女性グループ客なんてあまり見た覚えがないけれど、しっかりと認知されているようだ。にしても、聞くでもなく聞こえてきた中年女性グループの会話に「二郎系…」なんて言葉が出てくるのだからすごい時代になったものだ。カウンター席に座りメニューを眺める。本当は主人が都度ブログで発表する限定つけ麺をと思ったが、久しぶりだったので通常メニューの中から「はまぐり美豚つけ麺」を注文した。忙しいようで厨房から名物主人の声は聞こえるが姿は見えず。

まだどの客も提供前だったのでしばらく時間がかかって「はまぐり美豚つけ麺」が登場。以前と同じく洒落た平皿に盛られた麺は全粒粉を使用した細麺。つけ麺では珍しい細さだ。盛りも少なめ。蓋付きの椀に入ったつけ汁にはプリプリの殻付き蛤が4つ程。身の厚さも素晴らしく、さすがこの店らしい素材。”美豚”(びとん)と称する豚肉は薄切り肉でたっぷりと入っている。昔はもっとダンゴになって入っていたと記憶する。ベースの魚介と豚の出汁が凝縮され、そこに蛤も加わるんだから清湯のつけ汁だが旨味が凄い。これならもう少し太麺でも問題無く受け止めるだろう。麺はあっという間に無くなるが、半ライスを付ける事が出来るので、給仕の女性にお願いすると、刻みネギと柚子胡椒を添えて出される。レンゲにご飯を少しのせてスープを浸していただくと、間違いない旨さ。ただ自分は柚子胡椒を上手く使えたことがないので使わずにおいた。麺だけでは物足りない量だが、ご飯でちょうど良くなる。つけ麺としては値段が高いが満足出来る味だ。(勘定は¥1,200)

江戸YA

岐阜県羽島郡岐南町上印食4-148

 

( 岐南町 ぎなんちょう かみいんじき 江戸や えどや 居酒屋 ダイニング つけめん 豚つけめん 美豚つけめん びとんつけめん 限定つけ麺 )

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