名古屋駅、あるいは国際センター駅から歩いても程近い喫茶店「Coffee House KAKO(かこ花車本店)」へ。創業は昭和48年(1973)だそう。この本店以外には江川線に沿ってあと2軒ほど店がある(さほど遠くない)。この日は灼熱の酷暑日(訪問8月)。午後の強い日差しに加えてアスファルトから上がる熱気で、歩いているとフラフラ。喫茶店でちょっと休憩しようと寄ってみたのだった。店に入る前に気付くべきだったが、なんとこの気温(37度)で入口と窓は開放状態。エアコンは動いているようだったが全く機能しておらず、店に入っても外と気温はあまり変わらない…。店内は大きくなくカウンターに10席程とテーブル席が2つのみで、いい感じに落ち着いた空間(暑いが)。カウンター席に腰掛けてメニューを眺める。こちら自家製のコンフィチュール(果実を煮つめたもの)を使ったモーニングサービスで有名らしく行列も出来る店だと聞いていたが、さすがに昼過ぎてこの暑さだと店は空いていた。それでも女性店員が3人も居たので普段の盛況ぶりが想像出来る(年配の主人は外出中)。名古屋で初めて自家焙煎コーヒーを提供した店でもあるらしいのでコーヒーを頂きたかったが、到底熱いものを飲む気にはなれず「アイス」〔ママ〕(※アイスコーヒーの意)をお願いした。
「アイス」はこちらのブレンドにマンダリンを加えてあるのだとか。銅製のマグカップで提供された。熱伝導の良い銅で氷の冷たさが手に伝わる。アイスコーヒーは市販の業務用パック品をそのまま使う店が多かったり、氷で薄まってしまったりすることが多いが、こちらはアイスでも(アイスだから?)しっかりと濃く苦味も強め。あぁ旨い。目の前に魔法のランプのような”甘い水”と書かれた銅製ポットがあったが、それにシロップが入っている。普段はアイスでもシロップは使わないが、後半に少し足してみた。目の前には20種類もの自家製コンフィチュールの瓶が並んでいる。どれでも購入出来るようだ。手のひんやり感に名残惜しさを感じつつ勘定してもらった。そういえば変わった店名の由来を訊くのを忘れたなァ。次は涼しくなってからホットコーヒーを。(勘定は¥470)
Coffee House KAKO(コーヒーハウスかこ花車本店)
愛知県名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル
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