Not Fade Away (Uncut Magazine) / Various Artists (2008)
英音楽雑誌「UNCUT」の2008年4月号の付録は、副題が”15 Classics That Fired Up The Rolling Stones”と付いたストーンズ(The Rolling Stones)が影響を受けたアーティストの特集。やり尽くされた感のある企画だが、当時ライヴで取り上げた曲(13)もピックアップしているし、正式に録音した曲だけでなくデビュー前にライヴで演奏していたといわれる曲(02、07、10、14など)も含まれるので、何曲かは新鮮味がある物が収録されている。自分もこの辺りの曲を演っていたというのは、以前に細かいタイムラインを載せた本に記述してあったのを読んで初めて知った。ま、よく聴いた曲ばかりであっても、昔からアーティストのルーツを探るこういう企画物は個人的に大好物なので充分楽しめる。
この盤にはJB(James Brown)の07が収録されているが、そういえばちょっと前にストーンズがJBの「Try Me」をカヴァーしたスタジオ音源が発掘されて驚いたことがあった。もう出尽くしたと思っていた60年代初期の未発表スタジオ音源がまだ残っているとは。しかも高音質で(オルガンは誰が弾いているんだろう。スチュ?、もしかしてブライアンかな)。これからMarquee Clubとかデビュー前に演奏していた62~63年頃のクラブでのライヴ音源なんていうのが出てくる可能性はあるのかな。想像するだけでワクワクする。週末毎に観客数が膨らんであっという間に手狭になってしまったという若かりし頃のストーンズの勢いを味わってみたいなァ。
- 01 Chuck Berry - You Can't Catch Me
- 02 Howlin' Wolf - Baby How Long
- 03 Little Richard - Keep A Knockin'
- 04 Dale Hawkins - Susie-Q
- 05 Muddy Waters - I Just Want To Make Love To You
- 06 Buddy Holly - Not Fade Away
- 07 James Brown - Please, Please, Please
- 08 Bo Diddley - Who Do You Love
- 09 Jimmy Reed - Honest I Do
- 10 Gene Vincent - Pink Thunderbird
- 11 Slim Harpo - I'm A King Bee
- 12 Carl Perkins - Honey Don't
- 13 Roosevelt Sykes - Night Time Is The Right Time
- 14 John Lee Hooker - Dimples
- 15 Hank Snow - I'm Moving On
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