変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

講習会レポート 2

2011-03-08 17:18:28 | 保存療法

 まだまだ寒い日が続きますね。
大変 お待たせしました。 本日から、またメガロススポーツクラブ阿部佳之トレーナーの
「関節痛予防のための陸上トレーニング講習会」レポートの続きです。


60歳を過ぎると年に一回は転ぶ、という統計がある。その原因は?
 ・躓くから…つま先が上がらないからと言われているが、それは、膝が上がらないため
 ・姿勢の調整能力  
 ・筋出力
 ・屈曲の保持   …以上 3つの能力が衰えるため

△向上させるべき筋機能…柔軟性・耐久力・筋出力
  ※ただし、健康でなければたとえ筋肉を鍛えても筋力は発揮できない!

∇筋の過剰緊張・偏重使用の予防するためには?
 ・生活動作の改善→しゃがむ、足を組むなどのリスクの排除
 ・姿勢(立つ時、どこに力を入れるのか?→必要に所に力が入っているか、いない事の方が多い)
 ・立つ時、歩く時の筋肉の使い方は正しいか?
 ・ストレッチ運動の危険性→ストレッチの欠点を知る→筋肉にダメージがあるときのストレッチは
   正しく筋肉が作用しないので硬いところは更に固く、軟らかくほぐれて欲しい所はほぐれずに、  
   伸びて欲しい所は伸びず、伸びているところが更に伸びる。

◎では、どうしたらよいのか?→ ‘こわばれ'という命令をしない!
 ①神経筋反応の正常化(原因反応の解除)→こわばりの原因は神経筋の反応
 ②筋の健康状態の回復→こわばりの予防になる
 ③筋・結合組織の負荷耐性強化→日常生活上必要な耐性負荷でよい

☆具体的な対策
 ①プールの振り子体操…プールのふちにつかまり、足を前と後ろ、右と左に振り子のようにふる(両脚)
 ②ハイドロセラピー…温泉、入浴・温泉水を飲む
 ③低温浴…副交感神経を刺激する。40℃以下で。ただボーっと浸かっているだけでよい

★健康な100歳を目指すには…なによりも大切なのは健康、健康でなければ足も悪い!
 ・心臓と肺が大切→心臓と肺を維持していくための運動→毎日20分×週3回の有酸素運動
 ・生活習慣病の予防…死因の30%は生活習慣病に起因する→食事と運動
 ・ADLの確保・歩行能力の維持
 ・筋機能性トレーニングで関節動作の安定と代謝確保による体重管理

    『関節痛を予防しADLの向上を図るには?』
 ●関節動揺性の排除し、姿勢動作の安定
 ●炎症の原因を排除し、筋結合組織の強化
 ●呼吸循環器への運動刺激
 ●リラクゼーション


 阿部先生は、とても信頼のおける気さくな先生だと感じました。
 銀サロの松本先生の信念「股関節患者さんのためにこの仕事は天命だと思っている」というお考えと
 同じように私たち患者のために、パーソナルトレーニングを実際に多くの方にご指導をされています。
  でも、なかなかパーソナルでトレーニングをとは、簡単にいきませんので、今回、ぜひ、多くの方に
 阿部先生をご紹介したい、という強い思いから、 5月8日(日)に講習会を‘きらら'主催で開催することと
 なりました。詳しくは、近日中にブログから募集し、定員になり次第締め切ります。
  どうぞ、よろしくお願いいたします!!!

 

 

コメント
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