5月29日開催された理事会にて、一身上の都合で辞任届けを出されていた小林光一副理事長の辞任が受理されました。後任の副理事長には大竹英雄名誉碁聖が選任されました。
(日本棋院HPより抜粋)
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小林光一九段の就任期間は1年足らずと短命でした。理由はよく分かりませんが棋士稼業と組織運営のハザマに揺れていたのではないでしょうか。
後任の大竹英雄名誉碁聖は木谷一門の塾頭格、これまで副理事長(理事長)に就いた故加藤正夫名誉王座、小林光一九段の兄弟子にあたります。
いままでは日本碁界のご意見番のような立場でしたが、これからは自ら旗を振っていく立場となります。
持ち前のプラス志向で碁界の活性化に尽力していただきたいと思います。
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世の中で団体役員という立場の人は多くいます。
企業の役員といえば地位・名誉・報酬等がついてまわり、立身出世の目標となります。
しかしボランティアに近い団体の役員は微妙です。どちらかといえば頼まれて引き受けるパターンが多く、個人のモチベーション・意欲によりそのエネルギーは変動します。
「仕事(ボランティア)の報酬は、人間としての成長である」と本で読みましたが、その域に達するのは至難ですね。