天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第19回TV囲碁アジア選手権/李世ドル優勝

2007-06-20 21:47:35 | プロ棋戦

第19回TV囲碁アジア選手権戦が6月11日から14日の4日間にわたってNHKで行われ、韓国代表の李世ドル(24)九段が決勝で中国の陳耀燁五段をくだして優勝した。
日本代表の趙治勲十段、結城聡九段は早々に姿を消した。

          (週刊碁より抜粋)

   ◇   ◇   ◇

優勝した李世ドル九段は世界戦の王者イ・チャンホの勢いがイマイチの現在、世界最強といえそうです。
優勝インタビューでは女性のようなかぼそい声で、とても世界最強の棋士とは思えない印象でした。

準優勝の陳耀燁五段はまだ17歳だそうですが国際大会で2回準優勝したことで、自国規定に従い九段に認定されるそうです。
中国の若手台頭、恐るべしの感がありますね。

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日本勢の1回戦での敗退は残念でした。
中・韓棋士が10代後半~20代前半に対し、日本勢は趙治勲十段(50)、結城聡九段(35)とずいぶん年齢差があります。早碁では若手の瞬発力の方が優るかもしれませんね。

また中・韓の精神的な強さは日本人とは異質な強さの感じがします。特に劣勢になったときからの粘り、強靭さは独特なエネルギーを感じます。

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