第20回世界囲碁選手権・富士通杯の準々決勝が6月2日、ソウルで行われた。
日本代表は依田紀基九段、張栩九段ともに勝ち、準決勝に進出した。日本は昨年まで2年連続でベスト4入りを逃すなど不振が続いており、2人が勝ち上がったのは8年ぶり。
準決勝は依田九段―朴永訓九段、張九段―李昌鎬九段の組み合わせで7月7日、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われる。
(読売オンラインより抜粋)
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日本主催の世界棋戦ですが過去19回の優勝内訳は韓国:12回、日本:6回、中国:1回。
第10回大会で日本の小林光一九段が優勝して以来、韓国は前回まで9連覇と独走状態となっています。
今大会は準々決勝の段階で韓国:3人、中国:3人、日本:2人でしたが、日本の依田・張栩が勝ち日本:2人、韓国:2人の準決勝対決となりました。
世界棋戦としてもっとも歴史ある本大会、ぜひとも日本に優勝をもたらしてほしいものです。
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国際棋戦における日本の二枚看板である依田九段と張栩碁聖ですが、依田九段は海外対局でもほとんど和服のようです。最近は浪曲にハマッているようで「清水の次郎長」を思わせます。
一方の張栩碁聖は黒っぽいスーツ姿が多く、クールなスナイパーという雰囲気です。
勝負の世界では外見など関係ないかもしれませんが、個性と棋風はリンクしているように思います。