こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

太ってしまった(1)・・・なんで、どうして

2017年06月15日 | スポーツ・健康・ダイエット

今の職場に異動してきてから、2ヶ月。体重が徐々に増加してきている。

これまで、私の体重は80kgを境とした攻防が長らく続いてきた(2014年04月18日2015年10月27日)。だが、5月ごろからあっさり、80kgのラインを越えてしまった。ズボンがきつくなってきて体重計の表示を無視することもできなくなってきた。

はて?どうしたことだろう。通勤時間はこれまでとあまり変わらないし、食生活にも変化はない。変わったことといえば、通勤ルート。これが原因だろうか?

そこで、気がついたのが、駅を降りてからの歩く時間だ。

前の前の職場で、通勤時間の一部を歩きに充てるということをしていた(電車に乗っている時間を短くする 2009年10月05日)。前の職場に移っても、都心の排気ガスに閉口しながらもあちこちの景色を楽しみながら歩いていた(ルート1 2017年3月30日ルート2 2017年3月31日)。

ところが、今度の職場はこれまでよりも少々遠い。朝、電車に乗る時間は同じなのだけど、乗っている時間が大きく違ってきてしまった。そこで、通勤時間を分析してみた(データは駅探より)。

前の前の職場(ルート変更前):鎌倉駅→最寄駅(乗り換え含む):1時間21分、 最寄駅→職場:17分 、トータル: 1時間38分

前の前の職場(ルート変更後):鎌倉駅→最寄駅(乗り換え含む):1時間8分、 最寄駅→職場:35分、トータル: 1時間45分

前の職場:          鎌倉駅→最寄駅(乗り換え含む):50分、         最寄駅→職場:30分 、トータル:1時間20分 

今度の職場(ほとんど駅前): 鎌倉駅→最寄駅(乗り換え含む):1時間52分、  最寄駅→職場:3分、トータル:1時間55分

これまでで一番時間がかかるということは、さておき、歩く時間が圧倒的に少ない。ルート変更する前ですら朝晩17分ずつは歩いていた。

「駅近なので、通勤時間はちょっと延びますけど、まあなんとかなるでしょう」などとうそぶいていたけど、実は大切な時間を失っていたのだった。

 

衝撃を受けつつ明日に続く

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ちょっとブルブル

2017年06月14日 | 鎌倉暮らし

昨晩は術中迅速診断が夜遅くにあった。私が当番だったので居残り。それはいいのだけど、帰りが遅くなってしまった(なお、遅くまで付き合ってくれた同僚後輩にはここで感謝する)。

昨日のうちに帰ることができたのだが、疲れてしまったので駅まで妻に車で迎えに来てもらった。
家に着いて車を降りてすぐには気がつかなかったのだけど、家に入ったらなんだか冷え冷えとしている。
なんと気温を見たら17度。少々寒気を感じるのも当たり前か。

息子など、実習疲れも加わっていか、風邪をひいたらしい。私も少々お腹を冷やしてしまったようで、体調は今ひとつだ。

昨日1日鎌倉は降ったりやんだりだったようで、今朝の鎌倉は靄に包まれていた。出勤前に犬の散歩に出かけたが、日差しが弱くて助かった。フラットコーテッドレトリバーは暑さにとことん弱い。まだ、昨日の雨粒が残っていて、お腹も足もびしょびしょになってしまったが、少しひんやりした中を気持ちよく散歩した。あちこちで紫陽花が咲き乱れている。今日あたりも明月院は大混雑だろう。紫陽花の季節に、一度でいいからいってみたい。

家に帰り着いた時、少し日差しが出たものの、またすぐに曇ってしまい、通り雨のようなのも降った。

梅雨入りして、いつのまにか6月も半ば。新しい職場に移って2ヶ月半だけど、さて、この間一体何をしてきただろうと思うと、あれこれ思い浮かばない。

日常診断こそが私の本業であるのだけど、大学病院なので研究・学問を行っていくこともミッションの一つだ。構想ばかりでなかなかスタートできないと、悩んでいても仕方ない。そろそろ一歩踏み出さないといけないところに差し掛かっている。

梅雨時は体調を崩しやすいのでご注意を

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花束のように咲いた

2017年06月13日 | ガーデニング・菜園・花・緑

妻が、4,5年前から育ててきた地植えのバラ。だいぶ大きく育ってきた。

今度の職場にはバラ好きの同僚がいて、このバラの育て方についても教えてもらった。その教えの中で、「(コロ健)先生、シュートは大事にしてくださいね、お花がたくさんつきますから。」というのがあった。

ちょうど、1本、太いシュートがググッと伸びている頃で、どうしたらいいかと心配していた時だったのだけど、素直にアドバイスに従うことにした。

それから一ヶ月ほど経ったら、先端に小さな蕾が何十と付き出した。(元)シュートには立派なトゲも出てきた。こんなこと、今まで経験したことがなかったことだ。この蕾たちが全て咲いたらどうなるのだろう。

シュートはさらにググッと伸び、ちょうど目の高さとなり、いよいよそれらの蕾がほころびだした。そして、あれよあれよというまに、こんなに咲いた。まるで、花束だ。1つ1つの花は大輪なので、どうしたらいいか今度はうれしい悲鳴となっている。

お花をどう育てたらいいのか、本を読んでわかる人もいるだろうけど、素人は毎年試行錯誤、こうして、その都度いろんな状況を経験しながら育てていくしかない。幸い枯れないでくれてありがたい。何より季節はいよいよ最大の山場、梅雨だ。

でも、次々と開いてしまうお花たちをどうしたらいいのか、とか、お花が終わったあとの剪定はどうしたらいいのかという、悩みもある。そもそもこういうシュートは、蕾がついたらさっさと切れ、なんていうこともネットの記事にあったりするけれど、そんなこと、かわいそうでとてもできない。

試行錯誤はまだまだ続く。

風通しをよくして、病気に注意して

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政治家のCOI申告は?

2017年06月12日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

学問の世界では何かの研究をするにしてもその成果を発表するにしても、COIを明らかにして行わなくてはいけない。

学会の発表では、タイトルのスライドの次は、こんなものを出す。日本病理学会のものがなかったので、他学会のものを拝借。

 

COIとはconflict of interstの略で、訳すると利益相反となる。私の理解としては、自然科学の発表は客観的事実に基づいた偏りのないものであるべきなのに、こういう結果が出てほしいというような恣意的操作が入ってはいけない。さらには、その恣意にお金をはじめとする便宜が加わってはいけない。だから、その研究発表を行うにあたって、製薬会社などからの資金援助があったりしたら、それを冒頭で提示するのだ。

提示するのはほんの一瞬で、聴衆はそれを確認する暇はほとんどない。それでも、このようなものを掲示することがまずは大事だ。少なくとも、私は緊張する。売れっ子教授だと「たくさんあるので、とりあえず全部出しておきます」なんて言っているが、まあ、隠しているよりはいいだろう。

ところが、政治家にはそういうものがない。答弁をするごとにいちいちやってはいられないだろうけど、少なくとも国会が始まる前にまとめてやったらどうか。もちろん政治資金規制法とかで十分だというけれど、よくわからない。国会が始まる前に小さい字でいいから、全国紙に全ての国会議員の関係している企業、団体名を列挙してはどうだろう?

自浄作用という言葉はないのだろうか?

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私のロック名盤ベスト10

2017年06月11日 | あの頃のこと…思い出話

6月9日がロックの日いうことで、gooブログでこのようなお題がでた。お題にはあまり応募していないけど、私も若い頃は御多分に洩れずロックにハマったクチなので、久しぶりに参加することにした。

あれが一番これが二番というのは無理なので、10枚あげることにする。どれも若き日にカセットテープが擦り切れるほど聴いたアルバムだ。少し時代考証を少し加えてあげてみる。 アーティスト一組につき一枚挙げてみた。それぞれのアルバムについて、ちょっと調べてみたら、ユーチューブで曲まで聴くことができてうれしかった。

まあ、私の青春の10枚です。

ローリングストーンズ

ホット・ロックス1964-1971
 The Rolling Stones  1972年
USMジャパン

ストーンズは、1963年生まれの私が物心つく前から、おっさんたちの集まりだった。だから、中学生で初めて聴いた時はもちろん、大人の集まりで、アイドルではなかった。特に、大人っぽかったのはキースとチャーリーで、ミックはただの不良っぽい兄貴だったように思う。中3ぐらいで初めてサティスファクションを聞いた時の衝撃はもうなんだかよくわからなかった。よくわからなかったけど、あっという間にファンになって、随分いろんなアルバムを買って聴き込んだ。この後に挙げるアルバムそうだけど、あの頃は、アルバム1枚が完成品として存在していた。もちろんジャケットもアルバムの一部をなす重要な作品だった。そういう意味では、『レットイットブリード』も、『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』もいいのだけど、どっちみち『サティスファクション』はリアルタイムでは聞いていなかったので、ズルしてベスト盤を選ぶことにした。私にとっては、ストーンズから1枚だけ選ぶというのは土台無理な話だ。

ビートルズ

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
 The Beatles 1967年

Universal Music

ビートルズもリアルタイムで聴いていたわけではない。初めて聴いたビートルズはHey Jude。そもそもロックとの出会いがこの曲で、ラストの方のシャウトで衝撃を受けたのが、私とロックンロールとの出会いだった。ビートルズから1曲選ぶとなると難しいけれど、アルバムだったらこれしかない。曲、構成そしてジャケット全ての点で完璧だ。曲だけで選ぶのなら、レットイットビーかもしれないし、アビーロードもやっぱり名盤なのだろうけど、一枚となれば、これでしょう。

イーグルス

Hotel California
 Eagles  1976年
Rhino/Elektra

まあ、なんというか、何もいうことはありませんね。この曲が出た頃は、毎晩ラジオから流れていたな。かけているDJも聴くたびに涙流していたような気がする。中1でラジカセ買ってもらって、エアチェックして、テープを何度も聞いて。You tube で聴き直しても、やっぱりかっこいい。ホテルカリフォルニアだけ聞いていたけど、さすがに聞き飽きてNew kid in town以下の曲を聞いたら、これも良くて、お気に入りのアルバムになりました。

クイーン

華麗なるレース
Queen 1976年
USMジャパン
 
 

 

 

 ボヘミアンラプソディーの入っている、『オペラ座の夜』とどちらにしようか迷ったけど、TEO TORRIATTEの入っているこちらをクイーン一押しとしました。初めて聴いた時にはまさか歌詞の一部が日本語だなんて思いもよらず、空耳かと思ったのだが、そうではなかった。余計に感動してしまった。アルバムとしての完成度は、神がかっていますね。芸術です。

エイジア

時へのロマン
 Asia 1982年
Geffen*

この記事を書いて初めて知ったのだけど、こんな邦題がついていたのか、知らなかった。このアルバムが出たのは私が浪人していた年。なんで、そんなこと覚えているかというと、思いっきり振られたから。相手の子も浪人生で、真面目な子だった(受験生なんだから当たり前か)。何度かデートしたけど、勉強が大事だからと言われてフラれた。可愛らしい子だったな。

ということで、Heat of the momment の、じゃっ、じゃっ、じゃっ、じゃっ、じゃじゃー、がどこかから聞こえてくると、内心あの時のことが思い出されてしまうのだが、妻と一緒の時は、ちょっとどぎまぎしてしまう。もちろん、妻は私のそんな思い出など知らない。

キッス

地獄の軍団
 KISS 1976年
USMジャパン

私は、エースが一番好きだったので、4人がそれぞれのアルバムを出した時もエースのをまず買った。キッスが好きになったのは、もちろんハードラックウーマン Hard luck womanからで、このアルバムに入っているベスといい、ピーターのファンになっても良さそうなのだけど。結局、大人になって、コンサートに行ったら、やっぱりポールのかっこよさが一番いい。だから、ラブガンもいいのだけど、キッスはデトロイトロックシティーだよな。

スーパートランプ

BREAKFAST IN AMERICA
 Supertramp 1979年
A&M

10枚を選ぼうと思って、あれこれ思い出していたら、Breakfast in Americaがすぐに出てきた。何度聴いてもいい曲だよな。声もいいし。ジャンボで海を渡ってアメリカに行ってどうするんだろう?なんて、そこしかわからないのだけど、歌詞を理解しようともせず聞いていた。The Logical Songもいいメロディーですね。

そういえば、トランプを超える、なんて名前なんだなどと思ったら、トランプ大統領の名前はDonald Trumpだった。

ピンクフロイド

Dark Side of the Moon
Pink Floyd  1970年
Pink Floyd Records

このアルバムに出会ったのはもう高校生になってから。プログレッシブロックなんて、難しい言葉の意味、あの頃わかっていたのかな。イエスも、活動していましたね。このアルバムの邦題は『狂気』。確か、このアルバムは輸入盤を買ったので、邦題にしても歌詞にしても知らずに聞いていた。

これも、完成度の高いアルバムだったなー。いつから、一発一曲当てたらいい、みたいになっちゃったんだろう。やっぱりCDが普及するようになってからだろうか。

レッドツェッペリン

レッド・ツェッペリンIV
 LED ZEPPELIN 1971年
ワーナーミュージック・ジャパン

レッド・ツェッぺリンを知ってから、バンドのメンバーの来歴というものに興味を持った。ジミー・ペイジがいたというヤードバーズなんて全く知らなかったのだけど、エリッククラプトンやジェフベックがいたということを知って、すごいものだと思った。それにしても、ロバート・プラントの声はすごい。

ツェッぺリンの他のアルバムもいいけれど、階段+Rock and rollということで、この1枚に。

ドゥービー・ブラザーズ

Minute By Minute
The Doobie brothers  1978年
Warner Bros / Wea


最後の1枚は、ドナルドフェイゲンとどちらにしようかと迷ったけど、What a fool believesのドゥービー・ブラザーズにした。

こうしてみると、大ヒット曲が1つあって、その曲を軸にしていかに完成させるのかがアルバム制作の手法だったのだろう。

 

それそれの時代にそれぞれの思い出が

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土曜日の朝の車窓からの景色

2017年06月10日 | 通勤・交通・旅行

梅雨の合間の晴れとの週末。とはいえ、いつも通りの時間に出勤。

すっきりと晴れた段葛を歩いて、駅まで行くのだけど、時間が気になりなかなか写真が撮れない。残念に思っていたら、電車の中からの景色も美しい。

私のお気に入りの、北鎌倉大船駅間の大きなカーブの上から写真を撮った。

ここでは、上り線の線路が、下り線の線路をまたいで上を走るので、遠くまで見通せる。冬場なら、いつも富士山が見えるのだが、今日は残念ながら、霞んでいて、残念ながら見えなかった。

このカーブが終わると、すぐに大船観音が見えてくる。

ほぼ毎朝、お顔を見ているのだけど、お参りしたことはない。一度はお参りしたいのだけど、なかなか機会がない。

大船駅に入ってくるところで、多くの鉄道ファンがいた。朝早くから、ご苦労なことだ。今日は、どんな珍しいタイミングでどんな列車がやってくるのだろう?

仕事に向かう人。その人たちを運ぶ人。その列車の写真を撮る人。世の中はいろんな人がいて、土曜の朝も、明日の朝も、いろんなことをしている。

そんな風にして、日々過ぎて行く。少しずつ変わって行く風景を、10年後何かの機会に見直したら、「ああ、この景色、懐かしい!」なんていうことになるのだろう。

観音様はずっと同じでしょう

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締め切りとっくに過ぎてるじゃない!!

2017年06月09日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

「せんせー、FAXがきてますよー。」
病理診断科の受付の方がA4の紙数枚を私に届けてくれた。
え?
なにこれ。

某学会での、講演依頼。一ヶ月ほど前に、司会の先生から頼まれて、オーケーの返事はいったけど、こんな連絡、今初めて聞いた。

抄録の締め切り、とっくに過ぎてる。

事務局の方は、すでに案内を出している、というけれど、そんなのどこかにあったかな?とはいえ、あれこれいっても何も始まらない。さっそく、抄録書きにとりかかった。

テーマは、最近自分でも「いい加減、焼き直しもどうよ?」と思えるようになってきたもの。

そろそろ、大幅改定をしないと、飽きられてしまいそうなので、話のポイントを変えてみることにした。モデレーターの先生からもそういったことを暗に言われていた。

となると、800字程度の抄録が3000字にも10000字にも見えてくる。今日明日においそれと書けるものでもない。急いては事を仕損ずる、ともいうではないか。

そうはいっても、書き出しは、これまでにどこかで書いた原稿の冒頭を持ってくる。

今回は、これにちょこちょこっと手を入れるのではなく、換骨奪胎、とまではいかなくても、別な話をするかのように書き直さなくてはいけない。

もちろん、実際の講演(10月)でも同様に内容を変えなくてはいけない。

切羽詰まって、ブログを書いている時間は無いはずなのだが、結局今日も書いてしまった。

 

応援よろしくお願いします。

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私は一人で生きてきたのではない

2017年06月08日 | 生き方について考える

成功した人の中に、自分がどうやって成功したかを人に話したがる人がいる。成功したのはなぜか、どこをどう工夫し、どうやったからだということを滔々と述べる。

例えば、スポーツ選手。トップ選手の多くは幼い頃から英才教育を施されている。3、4歳頃からのトレーニング中のビデオ映像を見ると、才能と環境がマッチした偶然の幸せを羨ましく思う。芸能人も二世となってくると、その環境が羨ましい。政治家もそうだ。色々な程度に成功している人というのがいるけれど、自分が自分だけの力でその地位、名声を得たと思っている人がいる。

私は、こんなに努力した、だから成功してその道の一流となった。努力しなかった人は、それなりのところで我慢するしかない。

といったようなことを、自己責任、という、一見公平そうな言葉を使っていう人がいる。

 

それって、違うでしょ。

どんなに努力したくても、環境が努力することを許さない人がいる。

努力したくても、身体的に努力することができない人がいる。

 

そういう成功した人たちには、他人よりも恵まれた環境があり、そこにいたからこそ教わることのできたコツ、技術というのが少なからずあったはず。

有能なコーチを得た選手は、自分の力ではなく、コーチの力で勝たせてもらっているだけかもしれない。

大学受験に強い予備校に通っていなければ、どこの大学にも引っかからなかったかもしれない。

 

人間、うまくいくとどこかで勘違いが始まって、後戻りできないほどおごり高ぶってしまうこととなる。

生まれた時、少しでも放っておかれたらそのまま死んでしまうような弱い存在であったのを、親だけでなくその周りの何人もの人に助けられて育っていくのが人間だ。たった一人で生きていくことはできないのが人間であり、誰かに助けてもらったことを常に忘れてはいけない。

私は、私一人で生きてきたのではない。

私は、この先も私一人で生きていくことはできない。

それはすべての人にとって同じ

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今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO YOSHIDA
 
Universal Music =music=

 

 


学校というものが利権の塊だったとは(2)

2017年06月07日 | 日々思うこと、考えること

この前、大阪の小学校の校地の問題で、学校というものが利権の塊だということを知らされ、情けのない大人達のことを嘆いたばかりだが、こんどは愛媛県での大学学部の誘致で、そのことにだめ押しされたようだ。
権力の最高の立場にある人が、取り巻きのように近づいて来た人からの要求に呑まれたようだ。
なにが提供され、なにを見返りにしたのかはわからないけど、そこには利権があって、コネがあって、不公平と不公正があったろうことは言を俟たない。なんと情けないことだろう。
いかばかりかも権力を持たない者からしてみると、ひがんでいるかのような気になるがこれはひがみではない、というか、ひがみにしてはいけない。


政治家、官僚、教育者たるもの、李下に冠を正さずの気概を持って生きてくれなくては困る。

どこからどこまでが良くて、どこからはダメ、というのはよくわからないが、そうまでしてもお金が必要なのだろうか。

面従腹背という言葉はよく聞くが、その相手が学生達若者だということはわかっているのだろうか?

若者からどれほど搾取したら気がすむのだろう。

いい加減にしてくれ

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ひどい男はとことんひどい

2017年06月06日 | 愛と女性とジェンダーと

世の中にはずいぶんひどい、というか想像以上のことをしている男というのがゴマンといるものだと思う。

私にしても若い頃、何もなかったとはとてもとても言えたものではない。誰かを傷つけたこともあったと思う。でも、一度でも誰かと付き合って、別れたら相手を傷つけたことになる。そんな風に考えたら誰とも付き合えない。 さて昨今、こんなにひどい男が、世の中にあふれているのかと思わされる話しがあふれ、驚きばかりではなく悲しい気持ちすらしてくる。遺伝学的に区切れば、人間には基本的に男と女しかいないので、同性同士でいがみ合うのも異性に対していがみ合うのも大した差にはならないのかもしれないが、それでもひどい。そしてさらにやりきれないのが、やり口が情けないことだ。

女性を酔い潰して、集団で襲う。昔は酔っ払っちゃったふりをして男性の気をひく女性もいただろうが、そんな女性だってまさか襲われてもいいからと泥酔するまで飲もうという気はあるまい。ましてや集団でなどとは。 男同士であれば、無理やり飲ませて足が立たないようにして、リンチするなんてこともあるだろうが、まさしくそれを女性に対して行なっていることになる。飲む方も飲む方、という言い分もあるだろうが、それは屁理屈にすぎない。ここ数年で、医者とか医学部の学生だの、有名大学のサークルの学生がそんなことをしたという事件が相次いで明るみに出たけど、どういう了見なのだろう。

女性を一対一で口説き落とす自信がなかったのか、それとも病気か変態なのか。

女性が誘拐される事件もあとをたたない。小学生の女の子が誘拐され、殺されるという事件も数年に一度はある。赤ずきんちゃんに出てくる狼のような男というのは、昔からいるわけだが、そういう人たちには被害者の無念な気持ちを思う心はないのだろう。痴漢から始まり、挙げ句の果てには殺人まで。全てを一連のこととして考えていいのかわからないが、女性に対してということに限らず、相手を思う心というものを育んでいけたらいいのだが、なかなか難しいのだろう。

ネットニュースで毎日のように垂れ流される芸能人の不倫話。ほとんどは売名のためだろうけど、あまりに多くてうんざりする。あの人についてはこう思う、この人についてはこう思うというようなことは、ナンセンスだが、ゴシップネタが記事の大半を占めるというネットニュースというのもどうしたものか。

こういう話、あげつらわれるのは8対2ぐらいの比率で女性の方だと思う。男の方はあんまり責められない。まあ、いわゆる”いい女”が落とされた話には興味が湧くが、落とした男の自慢話など知りたくないということなのだろうけど、なんだか不公平な気がする。モテない男のひがみと言われたらそれまでだが、あちこちの女性を不倫相手にする男性に対して、世の中は寛容すぎるのではないだろうか。そして、こういう風潮が女性軽視に結びついているような気がしてならない。現代社会では不倫は男の方が圧倒的に悪いし、そのほかのことも、時代は急速に変わりつつある。人類は転換期にあって、男女関係も同様に転換期にある。

ゲスはゲスだし、クズはクズ

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大人になったから買えたおみやげ

2017年06月05日 | 家族のこと

先日、20歳になった娘が、『帰りがけに何か買って帰ろうか?とくにないのなら、お酒でも買って帰ろうか?。』

と、妻にラインしてきた。

『では、お願い』、と返事をして買ってきてくれたのが、発泡酒6本セット。人生初のアルコール購入だ。

妻に言われて、初めはなんのことだかわからなかったのだけど、私もさすがにすぐに気がついた。

娘が気を利かせて買って来てくれたものだと思うと、余計に美味しい。

息子もまじえての夕食時。この話になったら、「20歳になって、なにか変わるのかな?」と聞いてきた。

昔は、「酒、タバコ」だったが、二人とも今やあえてタバコを始めようという気は無いようなので、20歳になって変わることは飲酒できるようになるということだけだ。選挙権も、娘の世代からは18歳からある。

若い頃というのは、少しでも早く大人の仲間に入りたくて、酒を飲んでタバコを吸うことが、背伸びの象徴だった。でも、今やタバコは匂いが臭くて、ダサい。それに、タバコを吸うということはニコチン中毒者がニコチンを補給する、本人だけのためのものだということが明らかだ。酒は、味覚が未熟な若い人にはそう美味しいものでは無い。ある程度歳をとって、酔いたくならなければ不必要だ。

そう考えると、大人になって得ることなんて社会的責任だけで、他にいいことなんてたいしてない。

よく働き、よく食べて、よく飲んで、よく寝る。でも、働きすぎも、食べ過ぎも、飲み過ぎもほどほどにしないと、体を壊す。かといって寝てばかりでは稼ぎが足りなくなってしまう。

まあ、急いで大人になる必要のないことは確かだろう。

お土産も買える

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梅雨入り前の奇跡的な晴天

2017年06月04日 | 鎌倉暮らし

梅雨入りまでカウントダウンとなっているのがウソのような晴天となった。天気予報でも「明日の晴天をご利用ください」と言っていた。鎌倉にいることができるのは午前中だけだからというのもあり、その通りにしようと、普段通りの時間に起きだして犬の散歩に出かけた。

そのまま身を任せたくなるような湿度30%台のカラッとした、心地よい風が吹き渡る中、妻とナイトと段葛まで歩いた。

歩いているのは、地元の人がほとんどで、犬仲間の顔見知りも少なくない。ナイトのこと(だけを)知っている人もいたりして面白い。

鶴岡八幡宮の境内を歩いていたら、梅の老木に多くの実がなっていた。

そういえば、NHKのテレビドラマ「ツバキ文具店」が先週終わった。”鎌倉代書屋物語”と、わざわざ鎌倉という文字を入れた割には鎌倉の情景描写が少なかったのが残念だった。制作陣の中に鎌倉で生活したことのある人はどれほどいたのだろうか?

あと、鳩子ちゃんの両親の話を書かずに取ってある小川糸さんには、早く続編を描いてほしいものだ。

明日から、少しずつ天気は崩れていき、平年並みであれば週の後半には梅雨入りしてしまうようだ。

入梅前、最後の週末がこんな晴天となって、本当に良かった。

昼過ぎに、横須賀線で東京に向かう。駅の周りにはたくさんの人。下りの電車からはまだまだ人がおりてきて、ホームまで行くのも大変だった。ひと電車分の人がホームから消えたと思ったら、もう次の電車が来た。

電車の中では少し寝よう

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インターネットはパンドラの箱

2017年06月03日 | 電脳化社会

インターネットが出現した頃には思ってもいなかったことだが、パンドラの箱だったということがやっとわかってきた。

ありとあらゆる情報が、ネットを通じて飛び交い、人から人へと口伝えで広がることはまずない。

今のところ、セキュリティーがあるけれど、きっといつかはすべてのセキュリティーを破るプログラムが開発されて、今隠していることもすっかりバレてしまうような気がする。

最後の審判か。

そして、すべての隠し事がバレてしまって、最後に残るのは何があるのだろうか。

それでも希望は残るか

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動物の擬人化は人間のおごり?・・・2017年5月の読書記録

2017年06月02日 | 読書、映画、音楽、美術

引っ込み思案のハリネズミが主人公の物語。あれこれ考えているうち、誰とも付き合えなくなりそうになる。出てくる動物は擬人化されていて、それぞれの体型にあった行動と体型から想像される思考をする。

世界中で多くの動物が生きにくくなっている。野生のライオンはわずか2000頭しかおらず、あと20年ほどで絶滅するという。象もトラもシロクマもあとわずかだろう。乱獲や自然破壊によって多くの動物を絶滅に追いやってきた人類の罪は大きい。かといって、後戻りもできない。哺乳類がこの地上にいるのは、宇宙の時間から比べたらほんの一瞬のことで、人類という種がたの生物を全て滅ぼしてしまったとしても、それは地球の歴史の中での必然なのかもしれない。

昔から、おとぎ話には多くの動物たちが登場してきた。その中の世界では、動物たちは人間と同様の存在として扱われている。そのことが却って人間におごりの心を抱かせているのかもしれない。かといって、いまさらネズミとかアヒルとかを黙らせるわけにもいかない。

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:174
ナイス数:55

ハリネズミの願いハリネズミの願い感想
うーん。この作家さんのファンなら、楽しく読めたのだろうけど、こういう作風が嫌い、もしくは好きでない人には読むのが辛いのでは?本屋大賞の翻訳小説部門受賞とのことで手に取ったけど、普遍性は乏しい。もうこれ以上読めないと思っていたら、ちょうどテレビでロンドンに住むハリネズミの話があった。ロンドンっ子に愛されるかわいい動物だと知り、力を振り絞って最後まで読むことができた。おかげでリスのくだりを読むことはできたが。
読了日:05月23日 著者:トーン テレヘン

読書メーター

それにしても本を読まなくなったなー

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梅雨は英語でいうとrainy season

2017年06月01日 | 日々思うこと、考えること

6月は雨から始まった。昼前にはほぼやんだと思っていたが、場所によってはパラパラ降ったらしい。梅雨入りまではもう少しあるけど、6月はやっぱり雨の季節だ。

以前、外国人に梅雨を説明するということがあり、その時梅雨に対応する英語がないということを初めて知った。梅雨という字を知らない日本人はほとんどいないだろうし、それが梅の実と関係するであろうことも少し考えたらわかる。梅の実の熟す頃だから梅雨。道を歩いていると、青梅が落ちているようになった。この前、義理の母に梅酒用の瓶とお酒と氷砂糖をプレゼントした。

梅雨を英語で表すと、rainy season。これは日本語では”雨季”であって、梅雨ではない。雨季というと、より長期間雨の降り続ける季節というイメージがあり、なんとなく大雑把だ。日本語には季節を事細かに表す言葉があって、とてもうれしい。

つい先日、新緑を楽しんでいたと思っていたら、いつのまにか木々の葉はおい繁り、梅雨を迎え丈もグッと伸びる。遠くの山の輪郭がひとまわりもふた回りも大きくなる。季節のほんの一コマ一コマに気を配りながら日々を送っていると、時の流れに身を任せることができ、その流れのスピードはそれほど早いものではないことに気がつく。日々の仕事、家事、学業にかまけてばかりいると、時間の豊かな恵みを見失ってしまう。そうならないように、ほんの小さな緑にも、気を配って生活していきたい。

一緒にいた知人は"Tu-Yu!"と叫んでいた

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