岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『眠りの航路』 呉明益著 倉元知明訳 白水社 なんとか読了しました。

2021-11-09 13:46:44 | 
最近なにかと話題の台湾です。 著者の呉明益さんはその台湾の作家です。 私にとっては難解でした。 330頁ですが文字がびっちりです。 シニアにはちとしんどい長編です。 父と子の話です。 父は、日本の植民地時代(戦争末期)に神奈川県高座海軍工廠に少年工(13歳)としてやってきました。 この海軍工廠は戦闘機を製造していたのですが、すでに労働者が足りない状況にになっていました。 みんな戦争 . . . 本文を読む