8月は戦争を思い出す月と言える。
特にNHKは、原爆、そして戦争をきちんと掘り下げる。
いつもの年以上に見るべき番組が多かった。
※今の政治に関するものは絶対やらないけど。
ほとんど録画しました。
昭和天皇が関係するドキュメントは注目だ。
2.26事件を扱ったドキュメントも興味深かった。
海軍の極秘資料発見というタイミングもよかった。
(発見した場所は未発表。私の予想では戦争直後に焼却処分すべきものを関係者が持ちかえったのでは)
事件当時の様子が事細かく書かれており、最大のポイントは、海軍は事件1週間前に決起の全貌を把握しており、
静観したこと。
情勢次第では、軍部の主導権を陸軍から奪うことも考えていた様子。
結局、陸軍内部で収束させたために、海軍は表に出ることはなかった。
当時、軍部の中に皇族が配置されており、天皇は兄弟皇族から情報を得ていた。
南京大虐殺についても聞いていた。後からことの大きさに驚いたらしい。
昭和天皇は、下剋上という言葉を使って軍部の横暴のことを表現していた。
張作霖爆殺の頃(1928年)から統制ができなかったらしい。
昭和天皇即位の頃から天皇を利用する動きがあったということ。
2.26事件で軍人が台頭、テロの脅威のもと政党政治が終わった。
終戦後、再び日本が独立するときに天皇はメッセージを発したが、時の首相とは考えは違った。
天皇は反省のことばから再スタートが始まるとしたが、吉田はこれからのこと、経済復興が第一の考え、天皇の意向を抑えた。
こちらは、時の宮内庁長官の記録だから確かだ。
天皇の反省の言葉がなかったことは、今につながる戦争責任問題に関係してくるのだろう。
NHKは、昭和から平成そして令和になったことが報道できるチャンスと思ったのだろう。
NHKは戦争に関しては報道できると判断している。
それはそれで結構なことだけど、今の政治を報道できないのは大きな問題だと思う。
お読みいただき有難うございました。