岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

山口の土石流災害はショックでした。

2009-07-23 21:37:25 | 国民と国会と政治
確かに福祉施設の多くは、町から少し離れた山間にあります。

もちろん、民家も古くから山際に多くあります。
民家が山際にあるのは住みやすいからでしょう。
何かあれば山に逃げれるということもなります。

その山が崩れるということは稀だったのでしょう。

一方、福祉施設が山際に多く建てられたのはここ数十年です。
環境もよくて土地代が安い、という一石二鳥の立地です。
中には危なそうな地形に建っているのもよく見ます。

しかし、今回、被害にあった施設の立地は地図や写真でみても、
そう危険な場所に位置している感じはしません。

それが、土石流と土砂崩れの違いではないでしょうか。
土石流は土と石と水は川のように流すわけですから、相当遠方にも被害を
及ぼすように思えます。
頭に浮かぶのは火砕流です。
どちらも予想外の被害を及ぼします。

この場所がかつて、同じような被害があったか。
長いスパンで被害状況を見る必要があるでしょう。

そして、もし過去に同じような災害がなかったとしたら、お手上げです。
これからは予想外の災害が起こりうるとしてあらゆる可能性を考慮しなくては
ならないのかもしれません。

とにかく、あまりにも悲惨です。

亡くなられた方のごめい福をお祈りします。
そしてまだ不明の方が一刻でも早く発見されることを切に望みます。



※写真は桃スタ。小林選手の横断幕を背に。

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